2005オリックスバファローズ戦力分析

今日は何かと昨年球界を騒がせて誕生した新生オリックスブルーウェーブじゃなかったオリックスバファローズの戦力分析です。
正直、分析なんかしたくないのですがどんなチームになったのか確認しようと思います。

ブルーウェーブを去る選手■

【引退】
進藤達哉
三輪隆    →オリックスの一軍バッテリーコーチ就任

自由契約

吉井理人   →宮古島オリックスの入団テスト 結果合格
山崎武司   →楽天へ移籍
川口知哉
嘉勢敏弘   →阪神で打撃投手に転身
北川智規   →一般の会社に就職
・島脇信也
副島孔太   →社会人野球・ゴールデンゴールズに移籍へ
栗山聡    →社会人野球・松下電器へ移籍
具臺晟    →メッツへ移籍
トレイ・ムーア
・ジェイソン・フィリップス
ルーズベルト・ブラウン
ホセ・オーティズ

【トレード】
岩隈久志 →楽天(金銭)
上村和裕 →広島
山崎浩司 →広島 

【ポスティング移籍】
中村紀洋 →ドジャースマイナー契約

ブルーウェーブに移籍入団する選手■

【外国人新入団】
カリーム・ガルシア (外野手・元オリオールズ
クリフ・ブランボー (外野手・韓国現代)
・ホセ・パーラ    (投手・メッツ)
・ジェルミー・パウエル(投手・近鉄)合併球団残留へ
ケビン・バーン   (投手・近鉄)合併球団残留へ

【テスト入団】
吉井理人(投手・オリックス) 再入団

【トレード】
菊地原毅(投手・広島) 

【分配トレード】
 こちらを参照してください。
 http://d.hatena.ne.jp/royal_partner/20050222

ブルーウェーブに新入団する選手■

【自由獲得枠】
・金子 千尋 長野商〜トヨタ自動車 21歳 投手 178cm 75kg 右投左打
 オーソドックスな正統派右腕。MAX140km前半を投げ込む。変化球はスライダー・チェンジアップを中心に打たせてとるピッチングを心がけている。制球力は充分あるが、1・2年はファームで鍛えて縦の変化球などを中心にレベルアップが一軍への近道と言える。あとはオリックスの指導者次第と言える。

【2巡目】
・光原 逸裕 報徳学園京都産業大JR東海 24歳 投手 184cm 86kg 右投両打
 球速はそれ程速くないが、見た目以上に迫力を感じる。多彩な変化球で緩急をつけて打ちとる持ち味がある。ただ、球威・球速は少し即戦力レベルからは見劣る印象も否めない。制球力が高いだけに長所を伸ばしてプロの世界でブレークしたい。

【4巡目】
・町  豪将 城北〜JR九州 22歳 投手 184cm 88kg 右投右打
 速球でグイグイ押す投球が魅力的。インコースへも攻めるピッチングができる武器を持つ。近い将来先発ローテかそれとも守護神への期待はかかっている。

【5巡目】
・田中  彰 創価〜法政大 22歳 内野手 186cm 86kg 右投右打
 恵まれた体格を生かしてパワフルな打撃で、積極的に初球から狙い打つ。ただ腰を引き気味に早く回転させるスイングは改善要素である。ただ、この「腰の逃げ」がありながら今の打撃が実現している事は、貴重な存在とも言える。腰の回転が他のスイング動作と連動した時、一流選手選手になれるかもしれない。

 ※年齢はドラフト時の年齢です。

■戦力分析■

合併して誕生したオリックスバファローズ。多くのファンを失い新たな門出になった。
投手陣が壊滅状態であったBWであったが、パリーグ3位の防御率を誇った大阪近鉄バファローズから12名の投手を獲得できた。だが、岩隈が楽天へ移籍した為誤算が生じる。
恐らく先発の柱になるのは、JP(パウエル)・ケビン(バーン)の猛牛助っ人投手陣。そこに続くのが川越・本柳といったあたりか?左投手として山本や高木なども期待したい。また相木・香月・阿部健太なども先発ローテを目指してくるだろう。これ以外に一番期待したいのが昨年初勝利を挙げた「近藤一樹」。大ブレークの可能性も秘めている。
中継ぎ陣は、吉川・歌藤を中心に宮本・加藤などが続く。そこに新外国人パーラーや復活を期する岡本・大久保なども虎視眈々と控えている。左投手としては、移籍の菊地原やワンポイント岩下などがいる。また抑え投手は、山口で決まり。今年も160km目指すとの事。球速にこだわりすぎてノーコンにならないようにうまく首脳陣がコントロールする必要がある。

攻撃面ではリーグ2位のチーム打率がありながら、勝ち星に恵まれなかった。そこに近鉄組が16名が加入した。まぁ四番打者は海を渡り、ここでも誤算が生じる。四番候補を新外国人に頼らざるを得ない。ブランボーは韓国球界で首位打者を獲得するなど確実性が売り。ガルシア長距離砲タイプ。外野の守備はチームNo.1の強肩で期待出来る。この二人が活躍すると打線が一変する。
谷・村松の実力者やスマイルボンバー北川などが脇を固める事ができる。また、水口・平野で二塁を競争する事で遊撃手争いも熾烈になる。塩崎・阿部真・後藤など内野手争いは壮絶なものになると言える。あと忘れてはいけない塩谷も健在である。ただブランボーを三塁で起用されたらどういう起用法になるのだろうか?
捕手は当面日高と的山の2人体制で安定感を求めたい。

本当にごたごたがあったオリックス。色んな意味でコメントしたいけど、ここは我慢します。少なくとも言える事は、また球団は一からのスタートと思うべきでしょう。すぐに優勝争いなどは出来ないにしても昨年までの投壊状況を打破すれば少しは、期待できるシーズンになるかもしれない。個人的には、選手は応援しますがチームの成績には興味がございません。

2005年2月24日

 -以上-