2004オリックスブルーウェーブ戦力分析

今日はパリーグ6位になったオリックスブルーウェーブの戦力分析です。
来期からは伊原監督が采配を振るう予定です。
正念場を迎える感がするシーズンになるでしょう。

ブルーウェーブを去る選手■

【引退】
進藤達哉
佐野慈紀 →指導者を目指すとのこと

自由契約
・スコット・シェルドン 
・橋本泰由
藤本博史  →現役続行を希望
・高見沢考史
・板倉康弘  →現役続行を希望(03/10/7)
・土井雅弘
・今村文昭  →打撃投手に転向
・窪田淳

【トレード】
牧野塁  →阪神
葛城育郎 →阪神 

ブルーウェーブに移籍入団する選手■

【トレード】
谷中真二 (阪神)
斉藤秀光 (阪神)

【FA移籍】
村松有人 (福岡ダイエー)

ブルーウェーブに移籍入団する可能性がある選手■

【外国人選手】
トレイ・ムーア (阪神) →オリックスが獲得に動いているとの報道。近日中に結論があるとの事。

ブルーウェーブに新入団する選手■

【自由獲得枠】
・歌藤 達夫 投 手 ヤマハ 左投左打 178cm・75kg
直球は145km程度であるが、スライダーと緩いカーブで打者を翻弄できる。試合中で上手に緩急をつける事から打者にとっては嫌なタイプの投手になるだろう。気がつけば完封ペースで9イニング目を迎える事も・・・。

【2巡目】
・柴田 誠也 投 手 北海道尚志学園 右投右打 186cm・86kg
フォームが開き気味であったが徐々に改善ができ球が速いだけの投手から、脱皮した感がある。北の大地から夢を掴む為にコントロールを磨き青波のエースを目指したい。

【4巡目】
・嶋村 一輝 内野手 九州国際大 右投右打 180cm・78kg
大学時代2年に首位打者、昨秋はMVP。安定感のある守備を走力でアマチュアではトップクラスのショート。ただ、プロには同じような選手が多く何か一芸を磨きたいものだ。

【5巡目】
・野村 宏之 投 手 近畿大 左投左打 184cm・90kg
大学通算24勝。1年からマウンドを守り続け、癖のあるストレートを武器に本格的なスライダーで打者をしとめる。

【6巡目】
・松村 豊司 投 手 立命館大 右投右打 190cm・83kg
MAX149kmで打者の目をならして低めにボールを集めるコントロール。その低目からスライダーと落ちる球で打者を料理する姿はなかなかのものである。

【7巡目】
・小島 昌也 外野手 自由ヶ丘 右投右打 178cm・74kg
高校通算50発超。長距離砲に不可欠なバネの強さと腕っぷしでボールを叩き、レフト上段まで運ぶ事ができる。将来の主砲として期待がかかる。

【8巡目】
・由田 慎太郎 外野手 早稲田大 左投左打 175cm・74kg
早稲田打線では6番であったが、他のチームなら主軸を任されるほどの器だった筈。長打力が魅力的でアベレージも残せる。鳥谷・比嘉には負けたくないだろう。

■戦力分析■

石毛監督の挫折からはじまった03年はレオン監督が火に油を注ぎ投手陣が崩壊。マイナス面ばかりが目立ったチームであった。

投手は02年のシーズンをリーグ2位の防御率で好成績だった投手陣がもろくも崩壊。12球団で唯一の規定投球回数を達成した投手がいないチームに豹変してしまった。理由はある程度明白である。
ユウキは故障で復活が望まれるが、具・金田でローテーションを期待したい。小倉は中継ぎなど色々チャレンジさせられて屈辱をバネにもう一段上のレベルへ。本柳・相木といった層にも経験を積ませて先発を任せたいだろう。フィリップス・マック鈴木の逆襲もありえるだろうし、ルーキー歌藤・松村が台頭する事も期待できる。あと、阪神からムーアを獲得できればかなり心強い。
中継ぎ陣は大久保・山口が故障から戻れば厚みが増す。加藤が計算できる活躍があり、経験豊かな谷中も入団した。萩原や嘉勢の復調があればルーキーの野村を含めて期待ができる。

攻撃面ではリーグ2位のチーム打率がありながら、勝ち星に恵まれなかった。打線という繋がりは全くなく、’打点’と’打点’という攻撃面。打順も適当な事を繰り返していた感が否めない。ただ伊原新監督がそういった不安を解消してくれる筈。
外国人のブラウン・オーティーズが機能すれば、右打者での最高打率の谷を筆頭に塩谷も育っており期待ができる。
内野は後藤・平野・塩崎・斉藤などポジション争いは熾烈であり、大島もレギュラー安泰とは言えない可能性も秘めている。ただ、競争から抜け出した選手は必ず将来のオリックスを背負う内野手になれるだろう。
外野手は谷と村松のコンビにブラウンが固める筈であるが、葛城が移籍した事もあり若手にもチャンスはめぐってくる。小島・由田も一軍枠を目指したいところだ。

捕手は当面日高をメインに置きたい。背番号7番に恥じない活躍が望まれる。

新監督とGMがどういった改革をもたらすか非常に興味がある。例年の大卒・社会人だけ取って後は知らん振りと言ったドラフトでもなかったので少しは変化の胎動があったといえる。
まずはプレーオフ進出を争えるチームにしたいところだ。

2003年12月20日

以上

                                                                                1. +

今日は朝から星野監督の故郷岡山県に旅行に行ってきました。初雪もちらつく中、寒さに耐えながら観光をしたわけです。
よる偶然入った居酒屋に歌手の松崎しげるさんがお見えになられてかなりサプライズを体験。ただ、トイレとかでニアミスする事なく会話はできなかった。
ただ、本当に美味しい居酒屋であった事は確か。また倉敷に行く事があれば必ず立ち寄りたいものだ。