「プロ野球は誰のためにあるのか?」

 金曜日。仕事を終えて早々に大阪ドームへ足を運ぼうと思ったが、そういう時には大体トラブルがつき物。ドームで私のチケットを待っている友人F君を待たせてしまう状況に…。

 久々にフルパワーの集中力で妥協点まで仕事を終わらせ、(いつもなら完璧な状況まで出来るまで仕事をするが、人を待たせている加減もあるので途中で許してもらう)大阪ドームへ。

 ドームに入場したのが19時ごろ。最近では、結構まれな早めのイニングからの観戦になりました。ちょうどドームに入場してテレビモニターを見ていたらBWの外国人に本塁打を打たれたみたいですね。うーん。ケビンよ…。っていう感じで席に着席。

 試合はなかなかダラケタ展開といえば失礼な疲れる展開。

 マック鈴木が途轍もなくいいピッチングしているなぁと思ったら、水口さんに本塁打を打たれる。次に6回にマリオにも本塁打を打たれて結局5失点。元メジャーリーガーの片鱗はどこにあるの?という投球でした。

 その後は、同点にされて、何度も満塁のチャンスをことごとくつぶして嫌な展開。最後は延長11回に福盛さんが捕まり’the end’。

 うーん。あれだけ残塁したら勝てないわな。

 今日はそれ以上にスタンドで観戦していたちびっ子ファン達を見ていたら心が痛くなってきたのです。

 恐らく3歳位のちびっ子でタオルマフラーより身長が小さいく、21番IWAKUMAと膝丈位までナンバージャージを着込んでいました。

 その少年が出場している全ての選手のヒッティングマーチを歌い、「ぶちかましたれ」「いてこましたれ!!」などの大阪弁を大きな声で叫んでいる…。
 その横で母親もメガホンを持って応援しています。最後まで帰ることなくバファローズに声援を送っていたのであります。

 でも、大人たちの考えによりこの少年が応援しているチームは来年消滅する可能性が高い。この少年の母親はなんと説明するのだろうか?少年もどういう気持ちで野球を見るのだろうか?

 この少年を見ていたら、なんとしてもバファローズを存続させるように今一度オーナーの皆さんに再考してもらいたいと思う。

 「プロ野球は誰のためにあるのか?」と感じさせられた一戦でした。

 Bu観戦成績:6勝4敗1分け

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