2009 M-1 3回戦大阪(11/30)観戦記

本日もM-1予選3回戦を見に京橋花月まで。
仕事の会議が長引きそうでしたがなんと脱出できてよかったです。
本日のMCは矢野・兵動のお二人です。
しっかりと会場を盛り上げてから1組目の漫才を舞台へ導いていました。いやはや、本当にM-1へ出場できなかった矢野・兵動の愛情でしょうね。
では、各コンビのレビューを書きます。当然のごとく素人の癖に寸評をつけています。
もしご本人や関係者の方が見られて気を害されるかもしれませんので、予めご了承願います。
あんまり気にせず読み流してくださいね。あと固有名詞に敬称は省いてます。
私の10点満点評価もあわせてご覧いただければ幸いです。

・サンマリン(NSC 大阪) ゴルフしたい 6.5点 
EXILEにチリチリ頭の人がゴルフをしたいようです。ゴルフのOBの時に言う「ファー」っていうのでもボケをしてから、チャーシューメンの流れから中華料理でボケ連発していました。凄く笑う女の人がいたので会場もつられて笑っていましたね。

・プリンセス金魚(松竹芸能 大阪) 街で顔がさす 6.5点 
2回戦と同じネタでした。有名人になったら街で「あープリンセス金魚の!」って言われたいっていうようなネタでした。ファンから握手を求められる場面とかでのボケの連発でしたが、2回戦の時の方が1度目という事もあったのでしょうか鮮度があって面白かったです。

・パプア。(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) チャラくなーい 6.0点 
昨年の準決勝組ですが、3回戦へは追加合格で上がってました。どんなネタするのかと思えば、まさかの去年とほぼほぼ同じネタ。あれだけ強烈な印象を与えてしまっていたのだからやっぱり去年との比較論になるよね。まぁ事務所も移籍したようでこれからもがんばっていただければと思います。

・はだか電球(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 合唱 6.0点 
学校の教育で合唱するネタ。歌の題名を言わずにいきなり「ウンコ」を連発。とにかく「ウンコ・ウンコ・ウンコ」と言いまくるだけ。これだけ「ウンコ」と言えばまた気持ちが変わってくると思いましたが、テレビ向きではないよね。

・グッドモーニング(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 出会い 5.5点
2回戦と同じネタ。泣いている女の子を慰めてあげるという設定でしたが、話し方がイラつくね…。黒人の目の敵になれっていう部分は面白かったですね。

藤崎マーケット(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 好きなTV 6.5点  合格
好きなテレビ番組をしたいという希望を持って「ミュージックステーションのナレーション」や「ものまね王座決定戦」とかをしたいみたい。森進む一と美川憲一のカラミは面白かったです。

・スマイル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 火事現場 7.0点  合格
勇敢な男になりたいから火事の現場で子供を助けに行きたいとのこと。We Will Rock You の替え歌が相変わらず適当に言っているようで面白い描写になっていたのが印象的でした。

泰山北斗(アマチュア) しょうむない事 6.5点 
しょうむない事を真面目に捉える人。例えばダジャレ自体を分析してその言葉へのツッコミを行っていました。「蒲団が吹っ飛んだら大変だろ!」とか言っていたのが面白かったんです。

・三日坊主(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 迷信 6.5点 
2回戦と同じネタ。夜中に口笛吹いたら蛇が落ちてくるって感じの迷信がどんなもんがあるのかというネタでした。後半は怖いババアが出てきて大変でしたね。

ビコーン!(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ちびまる子ちゃん 6.5点 
2回戦と同じネタ。まぁちびまる子ちゃんのキャラクターのタマちゃんのものまねを中心にネタをしていました。ハマジの声も良く似ていたけどこの感じのネタは数年前から見ているのでねぇ…。

・ポラロイドマガジン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 真似する 6.5点 
トリオの漫才で、一人が言った事を「真似」をしまくるって感じのネタでした。イトナガ君が何度も真似をされてイラついていたのがその後、思わぬ展開になりそれはそれで面白かったです。2005年に「ムリムリ」って言っていたネタをすぐに思い出しました。

・ソラシド(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 呪いのビデオ 7.0点  合格
呪いのビデオのナレーションをしたいというネタ。お化けが出てきたとか幽霊が出てきたとかのネタでしたね。奇妙な声が聞こえてきたりするのがとても面白かったです。「はぁ?」の瞬間はとても爆笑しました。

・おしどり(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ハリガネ芸 6.0点 
いつものハリガネ芸とアコーディオン漫才。今日はハリガネ芸を大型化させていたため一見さんからの感嘆の声が少なかったですね。色々ネタをしていたましたが、リズムが崩れたのかネタに集中できていなかったような印象を持ちました。いやはや、残念です。

・農家の嫁(アマチュア) ツッコミロボ 6.5点 
ツッコミロボのツコモを開発したみたいです。博士と助手がどんなボケにも対応したツッコミロボを開発したのに肝心のボケがないという事態に…。それでもけなげにツッコミを入れまくるツコモの姿に正直爆笑してしまった自分がいた。

・宮沢ボーボーりえ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) コンプレックス 6.5点 
ガリガリガリクソンと浅田マオーと山下敏感まなぶのトリオ。ツカミでブスブス言っているネタに「前の方に座るから・・・」のフォローがなかったのが残念。タマホームの瞬間は確かに会場が凍りついていたような気がします。

・ラフ次元(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 恋している 6.5点 
嵐の後のような状態で普通に自分達の空気に持っていたラフ次元。コンビニ店員のみなみちゃんに恋をしているようです。いろんな意味で面白いネタの連発でした。彼らは合格でも良かったような気がする。

ジャルジャル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ヤンキー 7.0点  合格
タチ悪いヤンキーに絡まれた時に言われる脅し文句が少々おかしい感じ。言い回しが珍しいのであまり怖さを感じないみたいです。面白いんだけどなぁ。ジャルジャルには漫才っていうよりコントってイメージ染みついているから幾ら面白いネタ見てもコントと判断されるのかな?「耳たぶ」「きしめん」最高のボケでした!

とろサーモン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 子供 7.0点  合格
子供へ勉強を教えるという設定でのネタ。「たす算」ができないようで1+1すらまともにできない。まんじゅうを使って計算しても分からないというのも面白かったです。しかしサーモン君は最高ですね。

ロコモコボンゴ!(どっかんプロ) 恐怖体験 6.5点
2回戦と同じネタ。身の毛もよだつ恐怖体験をウクレレ付きで漫才していました。恐怖体験の部分がまたまた面白かったですけど、同じネタだからオチ知っているので少々厳しかった部分もありますね。

ガトリングガン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 子供 6.5点 
子供を育てたいから子育てコント。親子のやり取りが面白かったです。しかし、坊主頭の人リアルに怖いけどかわいいお子様役をやり切っていた姿に面白さを感じました。また来年楽しみにしています。

チキチキジョニー(松竹芸能 大阪) 男は勝手 6.5点 
男は勝手だよ!という持てない女のヒガミネタ。69キロの体重で148cmらしいですね。女性のトップモデルは身長引く120cmが体重らしいです・・・。そんな体重なれるわけがないと嘆いた姿は面白かったですよ。あと「手でちぎったような髪」というフレーズも面白かったです。

・せかいちず(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ストレス発散 6.0点 
ストレス溜まっているから運動したいネタから山田のババアに対して文句を言っているだけに変わっていました。ネコババアに山田のババア。何を言っていたかあんまり思い出せないです。

キングコング(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京) ハイタッチ 7.0点  合格
喜びの表現を表すハイタッチの連続技をやってみたいけどなかなかうまくコンビネーションが合わないようですね。タッチして腕を交差するところなどなかなか上手にできずにキレまくっている西野の姿は面白かったです。

・ダブルマンモス(アマチュア) 名前を変えたい 6.0点 
2回戦と同じネタでサハラケイジさんが名前を変えたいというネタでした。吉田五郎になりたいけどそう簡単にはなれないようで。独特の世界観のあるネタで3分では良さを理解するには短すぎると感じましたね。

さらば青春の光(松竹芸能 大阪) NASA 7.0点  合格
2回戦と同じネタ。NASAで働きたいと言っているけど実際に働いているローソンの方がもっとNASAっぽいみたい。あとはツッコミの言葉で「NASAが!」とか「NASAで!」などと色々言う姿が面白かったです。

・キムチとライス(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 韓国ネタ 6.0点 
2回戦と同じネタ。日本人と韓国人のコンビ。ネタは韓国人の人が強烈なツッコミをするっていう事だけが印象に残っています。ボケ自体は非常に薄っぺらいんだけどツッコミが強烈でそれ自体がボケのような感じになっているのが二度見ても面白かった。

サイドエイト(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ロボット 6.5点 
2回戦と同じネタ。ミズンガーZが怪獣を倒しまくるというネタを3人でしていました。天保山の観覧車を使った攻撃は面白いね。あと怪獣が「今日散々やわ」とぼやいているのもつい笑ってしまいましたわ。

・のろし(松竹芸能 大阪) カレー屋 6.5点 
イケメンカレー屋での出来事。カレー屋でイケメンが女性を口説くというような設定でしたが、途中で「ウンコ」を言っちゃって個人的にNGですね。上手に気持ち悪いネタをしていたのにもったいないなぁ…。

ミサイルマン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 豚まん 7.0点 
豚まんに体系がそっくりだろ!という事から全てを豚まんで例えるというネタでした。リーバイスの551は面白かったですね。その他はよくあるデブネタを組み合わせていた感じです。

吉田たち(アマチュア) ボケとツッコミ 6.0点 
ボケとツッコミが両方できたらいいねっていうネタでしたが、舞台から途中でいなくなるというボケが不発でしたね。「君がくれたなんでやねん」は面白かったんですけどね。

ガスマスクガール(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 走馬灯 6.0点  合格
テレビで何回か見た事あるネタですね。死ぬ瞬間に走馬灯が駆け巡るという事で1歳から死ぬ瞬間までをネタにしていました。まぁ面白いけどこれはコントですね。

コマンダンテ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 寝られへん 6.5点  合格
ロン毛と眼鏡という言葉の後からの「僕がいませんね」のツッコミが間が良い事!その後のツッコミの言葉も巧みでネタも布団派、ベッド派というまぁどっちでもいいような事でうまくネタを広げていましたね。面白い空気を持っていると感じます。

ドレッドノート(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) サスペンダー 6.0点 
2回戦と同じネタ。サスペンダーの名前を忘れてしまってさぁ大変。名前を思いついては叫びあうって感じのネタでした。「エッキスパンダーが一番近い!」をもっと一押しで来るかと思ったんだけどね…。

・たいよう(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ジム 6.5点 
ジムで体を鍛えてみないか?という問いに対して「あーでもない、こーでもない」と理由をつけては文句を言って相手の意見を否定するネタ。まぁ面白いんだけどね。もう少し沢山ネタが見たかったですね。

つばさ・きよし(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ヤンキーの対処 5.5点 
日本人の魂を忘れたオッサンらしいです。ヤンキーに肩をぶつけたときの対処法というネタでしたが、もう何年も前に見たネタでしたがそれほど進化していなかったのが残念です。うーん。面白かった時期もあったのになぁ…。

span!(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 怪盗 7.0点 
やってみたい事はルパンのような怪盗をしたいみたいです。決してゲイBarをしたいわけではないよ(笑) 怪盗として屋敷にお宝をとりに行く瞬間にもちょいちょいゲイネタを盛り混ぜてきていたけどね。ゲイネタには勢いを感じたんですけどね。

というわけでの36組でした。
全般的に昨日より楽しめたのは、MCの矢野・兵動が盛り上げてくれたからかな?
今回の3日間の中で1番いいMCでしたね。
例えばコンビ名を読み上げる瞬間にも次のコンビを言うまでの間をうまくとって拍手をもらえる場を作っていたりするのがいいんじゃないのかな?

3回戦の当落組を見た感じは、ブラックなネタや放送禁止系は大体アウトでしたね。
まぁ理由は敗者復活戦を地上波で流すからだろうと思うけど。3回戦合格=敗者復活戦には出れるわけだから…。地上波で生というリスクを考えたら色々あるんだろうなって思いながら合格者リストを見たわけで…。

そんな感じですが、とりあえず週末はいよいよ準決勝ですよ。当然、大阪と東京両方見ますよ。
頑張って当日中にアップしますので、お楽しみにしてください。
ではでは、次の更新は土曜日の深夜になると思います。

-以上-