2008 M-1 準決勝大阪(12/6)観戦記

今日は、東京で仕事終えてからとんぼ返りで大阪についてNGK直行。M-1グランプリの準決勝大阪予選ですね。いやはや、一番テンションの上がる2日間ですよ。また新たな歴史ができそうな気がしますね。しっかり楽しみたいと思います。

では、各コンビのレビューを書きます。当然のごとく素人の癖に寸評をつけています。もしご本人や関係者の方が見られて気を害されるかもしれませんので、予めご了承願います。あんまり気にせず読み流してくださいね。あと固有名詞に敬称は省いてます。
 私の10点満点評価もご覧下さい。
あと、今年は腕時計忘れたから時間計測はしてませんので悪しからずです。(あれはあれでしんどいからね)

とりあえず、今日の審査員ですね。紹介された順番で、倉本美津留、佐藤義和、かわら長介板井昭浩元木すみお田中直人前田政二の7名様です。


ベリー・ベリー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 電球交換 7.0点
3回戦と同じネタの構成。電球変える練習をするネタでした。家の電球を交換したいから練習しよってネタ。電球変えるのに背の高さが届かないから台を探したり、座椅子の部分はやっぱりしっかり受けますね。スカイラブハリケーンからのたたみかけにはずいぶん笑わせていただきました。

ミサイルマン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 女の子になりたい 6.5点
岩部が実は女の子であるっていう設定のネタ。女の子で漫才したいみたいで'おさげの二人'で'ツッコミは星のステッキ'を使ってするみたい。コンビ名はイチゴクラブだって(笑) 岩部が女装して普段女子として生活していることに驚く西代の表情が面白かったです。

鎌鼬(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 子供を勇気づける 7.0点
2回戦と3回戦同じネタ。この1か月で同じネタを3回見たことになります(笑)。手術をいやがる子供を勇気づけるプロ野球選手。子供との約束で「ホームラン打って!」から「絶対にね!」っていう流れは、同じネタでしたがやっぱり笑っちゃいました。ブロックサインでの励まし方とか、「脇しめて打つ!」はツボにはまりました。

・ソラシド(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 観光PRのCM→時代劇 7.5点
ツカミはそれぞれの観光都市をPRするCMをネタにちょっと地元の人が聞いたら気を悪くするようなネタ。後半からは3回戦とかと同じネタで、水戸黄門ですね。いやはや、面白いですね。特に「図が高い!」の発音の仕方は3回目でも笑ってしまいますわ。

とろサーモン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 獣医になりたい 7.5点
村田が獣医になりたいご様子。獣医になって患者が押し寄せてくるコント。基本的に獣医に見てもらう動物はネコでしたが、久保田が変わった患者役でボケ続け。「首輪を緩めてください」っていうのが良かったね。しかしネコのウンコでのネックレスってキーワードはもう少し表現変えたほうが良いでしょうね。

笑い飯(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 危ない話 8.5点
3回戦と同じネタ。闘牛士のネタで、いつもと違うパターンを見せてから車上荒らしのネタになり、車でオカマほられるネタでのWボケへ。やっぱり「俺の闘牛士は?」は最大沸点ですね。この順番での登場でしたが、十分に観客の爆笑を奪っていましたね。無事に決勝進出できると信じたいです。

・パプア。(デリートエンターテイメント) チャラくなーい 6.5点
2回戦も3回戦も同じ設定のネタ。森のくまさんでも結んで開いてでも最後は「チャラくなーい♪」で締めくくる。まぁリズムとテンポのあるネタですね。キングオブコントの2700がしたネタにある「ジョニーマーキュリーと言う芸人ライブに来ているコアなお笑いファン」みたいな人は私の友人の近所に座っていたらしく、ドドスコのふりとかされていて真横の方が嫌そうな感じだったそうです(笑) ただ、3回戦ほど会場を味方にできなかったのは、出番順の問題でしょうね。最後のブロックとかだと違ったNGKになっていたかもしれませんね。

・スペースゴリラ(アマチュア) アンパンマンの世界 6.5点
2回戦も3回戦も同じ設定のネタ。’サバの味噌煮定食マン’はいいセンスだと思いますね。家族みんながアンパンマンの世界のように「○○マン」って名前があるご様子。その後の食物連鎖に巻き込まれた母親の話からのツッコミが面白かったです。

・スマイル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 居酒屋バイト 7.5点
居酒屋でバイトしていたという設定のネタで、3回戦と同じですね。居酒屋での出来事をネタにしていました。まぁやっぱり印象に残るのは合コンの時のボケとコント:サーロインステーキになる前の牛ってところですね。今日は昆布の気持ちもありましたね(笑)

・ダイアン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) サンタクロースをしらない 8.5点
クリスマスが近づいているけど、西澤はサンタクロースの事を知らないって感じのようで、津田が何とかして教えようとするネタ。まぁ津田が必死になって言えばいうほど暖簾に腕押しって感じになっているんですよね。赤い服着た小太りのおじいちゃんが…。って感じですね。トナカイのそりに乗って空を飛んでやってくるみたいって説明する事にいちいち感心するズレ加減がまた面白いのよね。オチへの展開は最高でした。笑い飯と同等クラスの面白さで大変笑いました。今日一番だね。

藤崎マーケット(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ひったくり 7.5点
2回戦でしたネタですね。ひったくりにあったわけで、ポケバイやDioなどいろいろな手段でひったくっていましたが、ババアが最強みたいですね。バイクを追いかける超人のババアってのが印象に残っています。

スーパーマラドーナ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 次回予告 7.75点
スーパーレンジャーの予告編。去年の2回戦とかで見た記憶ありますね。次回予告を色々ネタとしてしたんですけど、非常に脳に残りやすいフレーズになっていた気がします。ある意味べたな設定もありましたが、5人のレンジャーの性格をしっかりと伝えれていたと思いますね。しかしツッコミのパワーは一級品ですね。この1年間の紆余曲折が成長につながっているような気がします。

・ダブルネーム(?トップカラー) EXILE 7.75点
東京から来たみたいね。EXILEのような姿をしているだけかと思えば、EXILEの歌を歌いながら漫才していました。「でも違うかな〜♪」と「若乃花」を連呼しているネタでしたね。「○○を見かけた歌」っていう感じでなんぼでも歌えていましたね。しかし、非常に上手に歌っていましたね。

麒麟(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京) 最後の晩餐→生まれ変わったら 7.5点
最後の晩餐に何食べる?って感じのネタで田村はカレーパンで川島はみそ汁だそうです。そこから相手を否定する罵りあいの口喧嘩をしていましたが、ちょっと雑な気がしましたね。ただ、ある程度たったらお互い冷静になったりしてメリハリがあった気がします。しかしそこまで地デジのPRするならCMさせてもらったらいいのにね。

・千鳥(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 子供の疑問「なんで?」 8.0点
子供に絵本を読み聞かせるのだが、子供が素朴な質問「なんで?」を繰り返すネタ。浦島太郎の話で、「なんでカメがいじめられているの?」って聞いたり、「どうやって水の中にあるで竜宮城へ浦島さんはいけるの?」って感じですね。ミュータント・タートルズの名前が出てきたときには大爆笑でしたね。

・プラスマイナス(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 悪徳訪問販売 7.5点
3回戦と同じネタ。こだま師匠でのツカミはテッパンですね。おしゃべり機能付きの掃除機を売りつけられているんだけど、そのおしゃべりが単純ではなく「小枝師匠」「巨人師匠」「麒麟田村」というモノマネをしながらおしゃべりしてくれるようですね。いやはや、モノマネは本当に上手ですね。。

・ソーセージ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ファミレスでクレーム 6.5点
2回戦・3回戦と同じネタ。虫が料理に入っていたよ!っていう事でクレームいうネタ。「店は客が育てるもの!」っていうかっこいいセリフは印象に残るね。その後もなかなか虫が入っていることをうまく再現できなかったね。最後は店員役が2名になって無事終了。まぁよく頑張りましたね。

ぷくぷく隊(アマチュア) 静電気 7.0点
2回戦・3回戦と同じネタ。提案=べーやんって聞き間違えてそこからノブ&フッキーへつながっていくネタ。ネタの入口と出口が見事に繋がっているのは個人的には大好きですが、ちょっと1分伸びた分無理やり伸ばしている感はありましたね。アリスのネタが広げても良かったのにね。

ジャルジャル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 追い詰められたら何とかなる 8.0点
3回戦と同じネタ。ジャルジャルの世界に引き込まれますね。人は追い詰められたら嘘をつく事で何とかなるって設定コントでしたが、あんなのイカツクテありえへんね(笑) 会社で会議あるをサボりたくなって嘘をつくのにわざわざ羽田で飛行機に行ったり、双子になったりとジャルジャル世界に引き込まれて行きましたわ。部長マニアというなんてまぁよく思いついた嘘ですね(笑)

天竺鼠(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 服屋の店員 8.0点
ツカミのうじきつよしの写真集っていうのは相変わらず笑ってしまいます。子供の頃の思い出で運動会のテーマソングを歌い始めて、川原が瀬下にちょっかい出すけど何もしない(笑) 相変わらずの川原のマイペースな間合いに瀬下がい買っているって感じでしたね。後半の服屋の店員が'やーやー言う店員'だった場合っていう設定コントはやーやー言いながらもちゃんとする店員が面白かったです。

・ヘッドライト(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) カラオケ 7.75点
2回戦と3回戦と同じ設定のネタ。今回はデュエット曲からスタート。その後はタイトルを間違って覚えており、何を歌ったか振り返るネタ。いっぱいメモにタイトル書きましたが、「壊れかけのDEMIO」と「ライブハウスの筑前煮=(ラブストーリーは突然に)」は爆笑ですよ。しかし港のヨーコ豊中枚方♪は一度歌ってみたいね。

銀シャリ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ことわざ 8.0点
3回戦と同じネタ。銀シャリに黄色い声援が飛んでいましたね。ことわざを微妙に間違っているって感じのネタで、ツッコミの言葉のチョイスがいいね。単純にヘッドライトと比較したらツッコミの言葉がよりボケを引き立たせていた気がします。「塵も積もれば邪馬台国」に「卑弥呼がなくよー」って言ったりね。「鬼にカネボウ」は意外と想像しただけで笑っちゃいましたね。豚もおだてりゃの「代表取締役さん」は最高でしたわ。

・アジアン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) お墓参り 7.75点
隅田がお墓参りを5年も言ってないからお顔が残念なことになっているってネタね。ご先祖様に対して供養をしないからって理由から馬場園ちゃんに言葉攻めされてましたね。お墓の骨を掘り起こしてジャグリングするって言ってました。ゾンビババアの骨ジャグラーはいいフレーズですけど、やっぱりお墓を掘り起こすっていうブラックな雰囲気のあるネタはM-1向きではないと思うね。3回戦のネタすれば良かったのに。

ギャロップ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) サメ 8.0点
海水浴でサメと遭遇して大慌てって感じのネタですね。後半からの畳みかけは流石に良かったですね。サメに食べられそうになってくるようなテンションを前半から出ていたらもっと良かったのになぁって思うわけです。期待のギャロップでしたが、正直もったいない前半1分チョイだった気がします。

・天津(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 相撲好きの女の子 7.0点
相撲好きの女の子に困っている状況。例えが基本的にお相撲用語に無理からつなげていますね。初代栃東に似ているから好きになったとか、千代の富士の事を「千代」と呼んだりして相撲好きをアピールしていましたね。「モンゴル帰るの?」はある意味流行語大賞にノミネートされてもいいのになぁって思いながら見ていました。まぁ相撲をあまり知らない人でもわかるネタでしたね。

モンスターエンジン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) 映画に出たい 8.25点
ハリウッドのエイリアン関係の映画に主役で出たい大林。それに共演する西森。エイリアンを退治する場面の西森の演技振りはお見事でしたよ。その後エイリアンと和解するシーンもモンスターエンジンらしいバカバカしい方向へ進んで大変面白かったですよ。握手するのにびしょびしょの手を使ったり、去り際の'HONA'も良かったです。オチへのつながりも良かったし、非常に楽しませてくれているお二人です。

26組の漫才でした。爆笑の連続でしたね(笑)

あとは明日40組東京のメルパルクで準決勝を実施予定です。単純に同じ4000円やのにこの格差はちょっと解せない部分はありますね。ただ、東京の芸人の方が合格者が多かったのは事実ですから仕方ないのでしょううね。

ちなみに今日の中で、個人的にはダイアンと笑い飯が抜けてますね。いやはや面白かったですよ。その次はモンスターエンジンかな?この3組の争いですね。そこに採点8点を取っているコンビから1組が争うって感じでしょうか?

私は明日メルパルクに見に行きますので、またレビューをお楽しみにお待ちください。

 -以上-