2007 M-1 3回戦大阪(11/18) 観戦記

いよいよ今日も3回戦です。恐らくABCホールに来るのも今日が最後かもしれないなぁって感じです。(取り壊しするのみたいね)

MCの中田なおきさんもお店出したみたいですから良かったら梅田DDハウスの横、ダイニング道という店らしいです。折角ですからいってあげて下さい。

では、各コンビのレビューを書きます。当然のごとく素人の癖に寸評をつけています。もしご本人や関係者の方が見られて気を害されるかもしれませんので、予めご了承願います。あんまり気にせず読み流してくださいね。あと固有名詞に敬称は省いてます。
 私の10点満点評価もご覧下さい。

時代劇のワンシーン「ここで会ったが100年目」って感じのシーンでのボケの連発。
色々畳み掛けて「む」「め」「も」がうまくいえない様子。最後は「バンビーナ」って言ってましたね。

人を見た目で判断しては駄目よって感じ。
夜道を風をきって歩く人やベランダで猟銃もっている人などいろいろ先入観持たずちゃんと判断しようねってネタ。
まぁいい雰囲気やけど厳しいね。

大体同じネタ。サバンナ八木なかやまきんに君のユニット漫才。
筋肉についてクイズをお互い出し合ってノリノリの展開。とにかくキーワードは「ヘルシー」です。しかし、敗者復活戦になったらきんに君の服装は寒いでしょうね。

ジブリのネタを銀シャリ風に解釈して指折りしてボケを披露。
まず最初に自分達のボケを宣言してから後々解説するというスタイルはいいんだけど、ある意味もったいないかも知れないなぁって思っていたりもしますが、これが銀シャリのすがたといわれればその通りかもしれませんね。

「いっぱい」の「い」を「お」にかえるという引っ掛けクイズをしているのですが、実は何度も同じ事を聞いてくる記憶障害というドラマ仕立てのネタ。
舞台の上でおっぱいの事を考えた自分に対して責めていましたね。
ただ、最後はこのネタ自体がツカミという大オチで個人的には大好きですよ。

もてない女達のシングルサマー。男がいない女組の僻みの夏。
来年の夏には一緒にカップルとして過ごせたらいいねという感じで、いつもと同じようにドツキ漫才をしてましたね。
まぁ節々に面白いぶぶんがあるんだけどね。

  • 連中(アマチュア) 美容室→バイト面接 6点

美容室に行くためにファミレスのバイトの面接に行くというネタ。
途中でちょいちょい舞台で寝転がり、笑いを取っていたと。
最後のオチはちょっと変えてきていましたね。改めて見てみたら良かったですね。

貝殻から波の音が聞こえてきたという設定でのボケの連続。
そこでシャ乱Qの歌を歌ったり、海の神様呼んだりとまぁいい感じの流れですね。こういう感じのネタであと一捻りあれば可能性があるかもと思いたいですね。

子供の頃からひっかけられる遊び。例えば「てぶくろ」を逆さから読んで「ろくぶて」とか「あほが見ーる豚のケーツ」って感じの子供の頃にしていたひっかけいたずらですね。
最後らへんはひっかけが成立していませんでしたけどね。

バレリーナの姿でショートコント。ショートコントの設定がとにかくバレリーナだったらって感じですね。
寿司屋でバレリーナだったらしっかり握る事ができずチラシ寿司を作ってしまうとか、マッチ売りの少女は火をつけれないなどクルクル回るコントですね。
良いネタでしたね。

小藪座長が川畑座長と付き合いたいというネタ。まぁ決め台詞の「嫌いじゃない?」っていうところは鉄板ですね。さすが座長になるだけあってやっぱり息は合ってますね。

トリオ漫才で映画館に見に行く予定のネタ。
ただ映画館にたどり着く前にシナモンで目がやられて映画どころではないとい感じ。コントを通り越して劇画みたいな感じですね。
少しバタバタしていたのがもったいないなぁと思いました。

小さい頃に誘拐された話。目隠しされて犯人に連れまわされるのであるが、時折聞こえてくる音だけで行動を想像する。
ファミマやマクドに立ち寄っているのが良くわかります。

子供が重病になっている父親に医者が病名を告知するネタ。
「そやろ」の連発からツカミをとってコントに入っていきましたが、いい意味でまとまりすぎていましたね。もう少し意外性があってもいいんでしょうね。個人的にはこういうネタを軸にリメイクしてくれたらうれしいですね。

悪い事した事を自慢してびびらせる前半。後半からは水族館の魚の説明文章でボケて悪い事をする。
とにかくこの芸風で続けてほしいね。個人的にはここまできたらひとつの事を追求している姿がある意味好きになってきてますから。

のっぽでシャクレの兄さん。キャラだけで勝ってますね。ラップでいろいろ悪口いうんだけど、ボケ担当よりも突っ込みののっぽでシャクレの兄さんが「ス」がうまく言えない。常に「シュ」になってしまう感じ。スラスラとかもシュラシュラというので、観客はそればかり気になりという感じですわ。まぁある意味癒し系の芸風でしたね。多くの人に知ってもらいたいね。

  • ヘッドライト(吉本興業 大阪) 居酒屋 7点 合格

2万円も居酒屋で注文してしまったみたい。何を注文したかひとつづつ振り返るネタ。
「また食べたくなる冷奴」をすぐにリピートしているのはいいツカミでしたね。
あと「南極産の地鶏」はペンギンや!っていうツッコミも良かったね。さてさて、次なるネタを楽しみにしています。

おかんに対して怒鳴ってしまうというコント。
コントに入る瞬間に「学びなさい」というのはいい感じで覚えているね。まぁどの家庭にもありそうなおかんへの怒りかたみたいですね。
おかんを怒ってしまうMAXはラピュタムスカできれるレベルまで表現していましたね。

ダ・ヴィンチのオリジナルソング。大体同じネタやね。
歌の内容は二人のエピソードだけで、ツッコミの人は25歳と戌年しかいってもらえないしょうむない情報の歌詞ですね。

美容師コント。お客様との会話を楽しむ設定コントでツッコミの武智が強烈なツッコミをするところが笑いどころかな?
ボケ自体の複合は良かったんだけどなんかテンポが良くなかった気がしますね。

選挙活動のうぐいす嬢の設定。
選挙カーでよく言いそうなフレーズを連呼していましたね。キャッチフレーズでのボケがいい按配で畳み掛けていたと思います。
「だけじゃないよ。帝人」の部分は個人的にはGoodです。

兄ちゃん抜きで墓参りに言ってきたというツカミ。兄妹漫才ですね。なんだかほのぼのする漫才で好きなんですけどね。
今日は見た目はAV男優のような風貌のお兄ちゃんがホストになりたい様子。源氏名は「コトブキ ツカサ」ちなみに感じにすると寿司なんですけどね。
いいネタですけどまぁ去年と比較したらそれほど変化がないのは否めないですね。

落語の師匠と弟子の稽古。「おまはんかいな」という言葉の発音の仕方を師匠が稽古つけている。
マウンテンバイク亭つるべとかの部分をもう少し2回戦と変えてきてもいいと思うけど、次はどう出るんでしょうね。面白いからねジャルジャルは期待してますわ。

保育士のコンビ。最近の保育園にはいろんな保護者がやってくるみたいでその様子。
子供がケンカをしてしまって謝罪を親同士でするっていうよくありそうなシーンの描写とかは常に現場にいてるから思いつくんだろうなぁって妙に感心してしまいました。

路地を歩いていた恐怖体験。とにかく体の中で輪を作った部分で何かが起こるっていうボケですね。
腰に手をおいて輪を作るとそこに新幹線が開通とかまぁ破天荒なネタですね。しかも手から砂が出ているという設定になった瞬間にサイババをいきなり引っ張ってきたのは良かったと思いますよ。
まぁ個人的には面白かったと書き記しておきます。

  • センチメンタル(アマチュア) お見舞い 5.5点

お見舞いにきてくれて感動するネタ。まぁいろいろお見舞いに励ましてくれるところでボケていましたね。
あびこパワーズの選手がホームランを打ってくれるっていうのが良かったですけど、全体的にテンポが速かったね。

もぐら叩きのコント。単純なもぐら叩きをしていたんだけど、キングモグラ登場でポイント倍増みたい。
まぁ楽しそうなネタをしていたけど、びっくりするくらい笑う事も別になかったね。

学生時代にどっちが人気者であったかを争う話しでしたね。
替え歌同好会に入っていたとかいってましたね。まぁ青空らしいネタで良いんじゃないですか?変に新しい事する事もよくないやろうしね。

ゴミを出してはいけない時間帯にオバハンに注意されるコント。でも謝らないのが面白いね。
ゴミ収集車の描写の部分はなかなか受けましたよ。次を期待させるネタでしたね。

思い出に残る卒業式という設定。ツッコミの言葉がたくみですね。
校長先生と教頭先生が舞を踊ってくれて卒業のお祝いですね。卒業代表は嫌われていたみたいでそこからも笑いがありましたね。
最後は超校長先生登場で爆破で思い出に残ったみたいですね。

エバンゲリオンのアスカのコスプレで登場。エバンゲリオン的な内容で終始一貫。
ファーストインパクトとか「逃げちゃダメだ」位はわかりましたけど大半はわかりませんでしたね。

ツカミは標準体重の話題。148cmの女子の標準体重の話題でドカンと会場を掴んでいたね。
男は勝手というテーマで、会うたびに「太ったなぁ」とか「きれいになったね」など陰の努力を見ていないことをぼやいていました。
しかし元気がありますね。最後は軍歌を歌っていましたよ。

ワンパク君のお話。子供がいろいろとした疑問を聞いてくることをうまく交わしながら答えてあげるネタ。
放送禁止用語とか交えていましたね。ツカミは良かったんだけど、後半少しシボミ加減でしたね。

  • 天津(吉本興業 大阪) 子供ができたら 6.5点 合格

新婚の木村君に子供ができたらどんな名前にする?というツカミで「木村トキムラ(きむらときむら)」って感じでしっかり観客を掴んでいましたね。
赤ちゃんが立ち上がる瞬間とかの描写でうまくボケていましたね。まぁここは無難に乗り越えたって感じですね。

灯油の販売で「雪やこんこ」の歌を流しながら近づいてくる軽トラの描写。ここで多くのボケをしながらもそのご親戚である息のあったネタを披露してくれましたね。
昭和ナイズな部分もあってとてもよかったと思いますよ。さてさて久々の松竹ファイナリストになるのかな?

2回戦と大体同じネタ。裁判所で漫談をして検事から「意義あり!」なんていわれる設定のコント。
確かにいい切り口だと思いますけど、ネタが確かに単調になっているといわれたら一刀両断で終わってしまうかもしれませんね。
ただ、私は彼らのネタを見た感想は凄く好きなアプローチの仕方であったという事です。あとほんのちょっと一工夫があればいいのでしょうね。

  • プラスマイナス(吉本興業 大阪) 消防士 7点 合格

勢いありますね。いやはやここ数年の彼らを見続けてきただけあって成長しているのが良くわかります。
今回は消防士になって出動するコントですね。放水シーンでのボケを連発でした。さてさて、世間が彼らを認めるときがまもなく来るのかな?まずは去年と同じ結果までは出ましたからね。

胸に七つのキズのあるTシャツ着てましたね。元せんたくばさみのお二人。
大体同じネタでしたけど、突っ込み変わった瞬間のゆるっとかんが良かったね。
加藤君が加藤君というところなんか面白いと思うんだけどなぁ。

  • スマイル(吉本興業 大阪) カラオケ 7.5点 合格

大体同じネタですが、桜坂でウーイェイでツカミを取ってその後ドラえもんの曲へ。
ウーイェイよしたかドラえもんの前奏で意外と頑張って替え歌をうたいきった瞬間に会場は爆笑の渦となる。ちなみに決め台詞は「コーンポタージュ」。
ああいう状況で、ウーイェイのようなキャラがしっかりとネタをしたら観客はしっかりついていくんだなと理解できました。
いやはや上砂漫才するようになりましたね。

まずはほしい子供の数というテーマですぐ終了して、次はお互いのいいところを褒めるというテーマ。
ただそんなに簡単に褒めてくれなかったみたいね。
最後はyahoo!の検索で0件の言葉。というテーマでしたが、ここでもう一息ボケても良かったのかな?
ジャンカラパリシャンゼリゼ通り店も恐らく今日から検索に引っかかるでしょうね。

2回戦と同じネタ。アイドルのきょうこちゃんの部屋に潜入。ブラジャーよりもくるぶしソックスで反応し、注射器は見なかったことにして、非常階段で昇天する。
高砂親方ネタを絡ませてきたのは個人的にはツボにはまりましたね。

CS放送が多くあるのでどの番組見るかザッピングしているネタ。
落語の甚平さんとクイズ番組、竹内力と小枝師匠。なだぎは変な格好していて実は甚平さんでしたって感じのネタ。
もう少し、リメイクしても面白いでしょうね。何でもできそうですけど。

まぁそんなわけで合格は13組でした。昨日より少ないですが、まぁそんなものでしょうといわれたら底までですが。

キリンと変ホ長調を見れなかったのは残念ですが、東京の3回戦に出場されるのでしょうね。

さてさて準決勝も頑張ってチケット確保しようと思います。

 -以上-