『イキガミ』を読んでみた感想

今日はコミックのご紹介です。

購読している週刊紙週刊ベースボールのみですので、コミック系には疎いのですよね。
小学生時代には少年ジャンプとサンデーを読んでいて中学からはスピリッツを読んでいたのにいつの間にやら読まなくなっていたんですよ。
今回、友人から「結構おもろいから読んでみたら」と紹介されたので、久々にコミックを本屋で購入し読んでみました。

以下あらすじと本の情報(引用しています)

イキガミ1
ISBN:4091532810 コミック 間瀬 元朗 小学館 2005/08/05 ¥530
パラレルワールドの現代、日本。国家繁栄維持法は、国民に命の尊さを認識させるため、無作為に選ばれた国民を1000人にひとりの確率で死亡させるという法律。小学校入学時に注射されたナノカプセルが肺動脈にひそみ、18歳〜24歳で破裂して若者を突然死させる。本人にその死亡予告証=「逝紙(イキガミ)」が届くのは死亡の24時間前です。
 主人公は死亡予定者に「イキガミ」を届ける公務員。24時間後の自分の死を知った若者たちは、どのような行動をとるのか。主人公はそれを目撃してゆきます。
すでに3冊のコミックが販売されております。

というわけで、全部読みました。

感想はね。色々な部分でツッコミどころもあるけれどもコミックでここまで表現されているのがすごく感銘を受けたんですよね。

確かに国家にとっての命の尊さを訴える手段としては、この国家繁栄維持法という法律は我々の住む日本とは違和感を感じます。ただ、その中でもこういう命を再確認する人間ドラマがあってもいいのではないかなと思うんですよね。
ただ、漫画の世界なんだからもっとこの国家繁栄維持法という法律に対して戦う人達の描写も入れてもいいと思うのですが、「文句をいう人」=「廃退思想者」ということで排除されているのですよ。今後この話を続けていく場合、話の膨らませ方がある程度限られてくると思うのですが如何でしょうかね?
まぁ私なんかが言わなくても作者の方が次なる展開とか考えていらっしゃるでしょうね。

あなたは、自分の命があと24時間とわかったらどういう行動しますか?

私は、私の知人をみんな自宅に集めてパーティーしたいですね。多くの知人に囲まれて思い出を作りたいです。
ただ、これは綺麗事で実際に追い詰められたらどうなることか今の私には想像すらできないです。

PS.私の周りにいる読んでみたい人は連絡ください。今は会社のフットサル部キャプテンの手元にございます。次にお貸しいたしますよ。

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