秋季近畿地区高等学校野球大会 観戦記その2

平成18年度 秋季近畿地区高等学校野球大会

会場 和歌山県紀三井寺球場

第二試合 ◆市川高等学校 10−3 智辯学園和歌山高等学校

智辯 003 000 0=3 H10 E1 
市 川 410 410 0=10 H13 E2
【7回コールド】
【和智】松本、芝田−植芝
【市川】寺口、河津−八木
【写真】5回表に市川の八木選手がレフト前ヒットを打つ瞬間

私の友人が市川高校で教諭をしている加減で、多少市川びいきの観戦スタイル。

そんなわけで試合開始。

【1回】
智辯は1番植芝選手を四球で出塁させるも盗塁しもからみ、この回2四球を得たにもかかわらず特に得点ならず。
市川の八木捕手はよく植芝選手を二塁で刺したと思うが、実際微妙な判定だったと思われる。
その裏、1番の八木選手が出塁し、送って二塁。その後ヒットなどを続けて気がつけば4得点。市川打線のつながりに驚きを感じた次第。

【2回】
智辯は4点のビハインドを返そうと躍起となるが、なかなかそう簡単にはいかない。得点ならずで攻撃終了。
市川は再び1番の八木選手を軸にチャンスを拡大し一死満塁のチャンスで4番の北選手が押し出しを選び1点追加。市川がいいムードで試合をすすめていることに喜びを感じる。

【3回】
智辯はついに反撃開始。連打を含んでこの回3点を返す。2死から投手が河津投手に交代して反撃を食い止めた感じ。
市川は三者凡退。ここで流れが和智辯に向くかなと思われたが…。

【4回】
智辯は走者を三塁まですすめるも得点にならない。今日の和智辯は何かチグハグ感を感じさせられる。
市川はこの回打者一巡の猛攻。1番八木選手が粘りに粘って四球を選び、そこから波状攻撃を浴びせてこの回4点。和智辯相手にコールド勝ちが見えてきた瞬間でした。
しかし、この1番八木選手は途轍もなくいい選球眼をもっているなぁ。

【5回】
智辯はヒットを打つがどうにもならない。
この回またまた1番八木選手からの打順。しっかりレフト前ヒットでこの試合出塁率10割という結果に。この回後続が続き、1点を獲得しついに7点差。コールド勝ちが現実味を帯びてきた次第。

【6回】
智辯は三塁まで走者をすすめるが、本塁憤死などもあり無得点。このままコールド負するのか・・・。
市川はこの回三者凡退。7回を抑えればついにベスト4が見えてくるはず。

【7回】
智辯は市川の河津投手の投球に翻弄されまくり。カーブとかチェンジアップを中心に組み立てられる配球に手も出ない。そんなわけでこの回も無得点で。コールド成立。

市川高校がついにベスト4に進出したのであります。

恐らく市川高校はこのまま不祥事などなければ、春夏あわせて初めて甲子園に出場する事になりそうです。
是非ともフロックではないという所を証明してほしいものです。

いやはやこの勝利には非常に興奮した次第です。

では第三試合は続きをご覧ください。

 -以上-