第88回全国高等学校野球選手権大会 14日目 その2

第一試合の興奮も覚めやらぬ中、第二試合の両チームが入場。お互い人気のあるチームで大いに観客席が盛り上がっていました。

打線は互角との予想なので、投手の出来次第なんでしょうか?

第88回全国高等学校野球選手権 第十四日目 準決勝 第二試合

会場 阪神甲子園球場

早稲田実業学校高等部(西東京) 5−0 鹿児島工業高校(鹿児島)◆

鹿 工 000 000 000=0 H3 E1
早 実 310 000 01X=5 H8 E1

(鹿)下茂、榎下−鮫島
(早)斎藤−白川
本塁打】後藤(早実・1回3ラン)
【写真】鹿工(ろっこう)ナインが今吉晃君を中心に円陣を組んでいる姿

【1回】
初回、鹿工(ろっこう)は三者凡退。
早実死球と四球で一二塁のチャンスを掴み、四番後藤君が右中間スタンドに突き刺すスリーランホームランで先制。
斉藤君に先制点をプレゼント。

【2回】
2回も鹿工(ろっこう)は三者凡退。
早実は8番白川君のヒットを送って、2番小柳君のタイムリーツーベースで1点追加。これで4対0。
そつなく自分たちのペースに引き込む。

【3回〜5回】
3回の鹿工は相手のエラーなどもあり二人走者を出すが、残念ながら得点ならず。
4回と5回の鹿工は三者凡退。
逆に早実は3回と4回が三者凡退であったが、5回には得点圏にランナーを置いた場面を作り出す。
ここで鹿工は投手交代。下茂君に代わり榎下君に。
死球もあり二者走者で塁を埋めるが得点ならず。

【6回】
鹿工は二死二塁の場面で代打の切り札の今吉晃君を指名。会場が大歓声に包み込まれる。大きな声で相手投手にぶつかっていく様は非常に見ごたえがあった。でもフルカウントで三振。
早実も二死二塁のチャンスを掴むが、代打は出さずに残塁

【7回】
両チーム三者凡退。
試合が硬直しているような雰囲気になってきた。

【8回】
鹿工はまたまた三者凡退。もう斉藤君のピッチングに翻弄されまくり。
早実はツーベースヒットと送りバントから打者は斉藤君。レフト線にツーベースを放ちダメ押しの1点をもぎ取る。さすがに鹿工も厳しいか…。

【9回】
最後も鹿工は三者凡退で試合終了。

ついに早実が決勝戦進出を決定させたのであります。

【試合を見終えて】
本当にいいチーム同士の戦いだなというのが第一感想。
鹿工ナインはみんなの力でチームワークが非常に良さそうな雰囲気でした。特に今吉晃君を伝令役にして頭を触りながら声を出す円陣の組み方など正直チョケテいるようにも見えるけどいいリラックス法ですよね。こういうチームが甲子園の準決勝まで勝ちあがってきたことが素直にうれしいです。

早実はあと1勝で初優勝。どんな試合をするのか?斉藤君はこの連投を投げきるのか?見所満載です。

と言うわけで、明日は甲子園にいけませんけどテレビの前に座ってしっかり歴史的瞬間を目撃したいと思います。

 -以上-