都市対抗阪和予選第二代表決定戦観戦記

 連続三日目の京セラドーム大阪。
 今日は都市対抗阪和予選の第二代表決定戦の観戦です。

 三日連続同じ椅子に座る事ができ、試合開始を待つ。

 今日も熱い戦いになる事は必死だろうな…。

第77回都市対抗野球大会 大阪和歌山予選第二代表決定戦

会場 京セラドーム大阪

◆ 日本生命 2−4 大阪ガス ◆

日本生命  000 011 000 =2 H 6 E1 
大阪ガス  100 101 10X =4 H12 E0

【日 生】下敷領、山脇、竹中、新家−藤田
【大ガス】坂本−小野
【写 真】大阪ガスが第二代表に決定し喜びを表現している瞬間

大阪ガス連敗はしたくないだろうという一戦。
やはりこういうガチンコの予選は見ごたえがあります。

【1回】
日生が先頭打者の阿部が安打で出塁し、バントで送って三番下野敦が四球を選んで初回からチャンス到来であったが、四番の多井が痛恨の併殺打。ここで先制していればまた違った流れになっただろうに。
大ガスは先頭の岩本が安打を放ち、三番田中と四番澤多の連打であっさり先制点。明らかに日生の下敷領の投球がタイミングあわされているような印象。牽制死でチェンジできなければずるずる打たれた可能性もあると思われた。

【2回・3回】
日生はベテラン坂本の前に三者凡退を続ける。
大ガスは得点圏に走者を置くがあと一本が出ない展開。

【4回】
大ガスが五番牧野の二塁打と八番小野の二塁打で1点追加。九番稲田にレフト前へ運ばれた時点で日生の投手交代(下敷領⇒山脇)
山脇が後続を抑えて点差は二点となる。

【5回】
日生も反撃開始。
六番及川の安打を皮切りに八番藤田が安打を放ちチャンスを広げる。そして九番田中の犠飛で1点取り返す。
その後、一番阿部の四球と二番佐々木正の安打で満塁の好機を得るが再び得点する事ができずに終わる。(この場面ももったいなかった)

5回裏日生の投手が交代。(山脇⇒竹中)
竹中は三者凡退に抑えていた。

【6回】
流れは日生にあるように感じられる。
そんな中四番多井が四球を選び盗塁し得点圏に走者を置く。そこでしっかりと六番及川がタイムリーを放ち同点となる。
今日のキーマンは及川かもしれない。
しかしながら大ガスのセンター稲田はさすが元投手だけあり、素晴らしいバックホームをするもんだ。バックネット裏から見ていいもの見れたと満足。(結果はセーフです)

※ご存知と思いますが、稲田選手はPL学園で投手をしており1998年8月20日横浜高校vsPL学園戦の先発投手でした。

その裏、大ガスも引き離しにかかる。
五番牧野のこの日二本目の安打で出塁するとしっかり犠打で送り、七番平山がライトにタイムリーヒット。追いつかれたが、大ガスが再び突き放す。

【7回】
大ガスの投手坂本の調子が上がってきた模様。この回の日生は三者凡退。
リズムを掴んだ大ガスは一番岩本の安打をしっかり送り、三番田中の三塁打。この得点は日生にとってボディーブローのように重い物となる。
大ガスとしては効率よく得点できたものだ。
四番澤多を三振に取ったところで投手交代。(竹中⇒新家)
新家も無難な投球で後続を断ち切る。

【8回】
両軍共に決め手を欠き最終回へ。

【9回】
日生があっさりツーアウトとなり、大ガスの勝利目前と迫ったところで、最後の粘りを見せる。
八番藤田のセンター前ヒットと四球でチャンス到来。
迎える打者は一番阿部。
ファール粘り最終的にフルカウントまで持ち込んで放った打球は一塁線後方にふらふらと上がるフライ。
ライトの守備範囲であるが、一塁手の澤多が深追いし何とかもぎ取り試合終了。大阪ガスの勝利。

大阪ガスが2年ぶり17回目の本大会出場!!!
おめでとうございます。

【試合を終えて】
両軍共に関係者が来場していた。
応援団も立派なものでチアガールもしっかりアサインされており、どんなチアがいるのか少しゆっくり見たかった。

今日のポイントは初回の多井併殺打もありますが、そつなく攻めた大阪ガス打線とベテラン坂本の投球につきるでしょう。なんだかんだで完投する姿はある種のメッセージを受け取れたように感じます。
東京ドームでも輝いた姿をお見せください。

しかし最後のプレー万が一澤多が落球していたらとんでもないサプライズな試合になったなと思いますが、そんなドラマはありませんでした。

明日も第三代表決定戦観戦に行ってきます。

 -以上-