日米親善高校野球大会 京都大会観戦記

ほんまなら昨日の大阪大会も行く予定でしたが、雨天で中止になったので、今日初見になります。

よくわからんけど、アメリカの野球小僧達が集まって日本各地の選抜メンバーで親善試合を開催するとの事です。

公式HP?
http://www.jerc.org/baseball/e-1066.html

本日は天気が良かったので、西京極球場まで行ってきました。

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http://www2.asahi.com/koshien/local/OSK200605230043.html

試合観戦も主たる目的ですが、副産物であるスーパースターの息子を見る事も目的でした。
今回の遠征メンバーにはあのウエスタンラリアットでプロレス界の大スタースタンハンセンの息子さん達が出場するとの事で、その辺りも要チェックと思い球場へ行ったのであります。
参考URL:http://www2.asahi.com/koshien/local/OSK200606100057.html

じゃあハンセンに会えるかもと思ってUSA側の客席にいたら普通に登場。

でもあの曲はかかってません(笑)

かなりお年を重ねた感じの陽気な外国人って感じ。親しげな仲間達と会話してプライベートな時間を楽しんでいる様子でした。

開会式など厳粛なひと時。国歌斉唱。

当然ハンセンも起立して胸に手を当てる。(当たり前だよね)

でも日本人着帽したまま着席している。正直、恥ずかしいと思った次第。どんな事でも自国と他国の国歌斉唱は厳粛なひと時なんだから静粛にしないと…。この辺りの教育って出来ないもんかね?(でも愛国心を共用するってわけじゃなくて当たり前の国際マナーを理解させる事です)

そんなわけで、試合開始。

平成18年度 日米親善高校野球大会 京都大会

会場 西京極球場

◆米国選抜チーム 1−4 京都府選抜チーム◆

U S A  010 000 000=1 H4 E2 
京選抜 010 011 01X=4 H10 E0

(U)ジャスティン、ジョーダン、デリック−カイル
(京)大野(京外西)、福島(平安)、西原(京成章)−平野(平安)、野村(京成章)

成章の選手以外は、全てしっかり見た事がないからほぼ初見と思っていいメンバー。京外西は昨年の甲子園出ていたならもしかしたら見ているかも?

まず、USAの選手達。高校生か?体でかすぎやしないかい?
日本人が高校生ではなく中学生に見えてきたね。

さて、試合の解説。

恐らくこの試合を見ていた人で詳しく解説する人いなさそうだから詳しく。

USAオーダー
1.CF シェーン・デリカッパ (C・D)←球場表記
2.2B アダム・タマシロ (A・D)
3.SS シェパード・ハンセン (S・H)←スタンハンセンの18歳の息子
4.1B ジョナサン・パロミロ (J・P)
5.DH ジョーダン・ディランス (J・D)
6.3B ティーブン・ダナウェー (S・D)
7.C カイル・フェリックス (K・F)
8.LF サム・スパンクラー (S・S)
9.RF サム・ハンセン (S・H)←スタンハンセンの15歳の息子
P.P ジャスティン・ペグラム (J・P)

京都選抜オーダー
1.RF 石上輝幸 (京都成章)←所属高校
2.2B 八木誠 (平安)
3.DH 平林拓朗 (京都外大西)
4.1B 西山翔大 (京都成章)
5.3B 吉田恭太 (京都外大西)
6.C 平野和樹 (平安)
7.LF 妻鳥裕也 (平安)
8.SS 松本勇二 (平安)
9.CF 須藤光祐 (京都成章)
P.P 大野雄大 (京都外大西)

【1回】
静かな立ち上がりで、両チーム三者凡退。

【2回表】
USAの四番ジョナサンが三塁打を打ち、ジョーダンがライト前にポトリと落ちるタイムリーで先制。しかし後続がなく併殺打で加点できず。

【2回裏】
京都も負けじと反撃に転ずる。四番の西山選手(京成章)が目覚めるような二塁打で得点圏。吉田選手(京外西)のレフト前タイムリーで同点に。しかしながら、京都もUSAにお付き合いする形で、併殺打。なんだか似たもの同士の展開。

【3回・4回】
特に大きな動きもなく0行進。

4回終了で先発大野投手(京外西)はお役御免。1失点の好投!

【5回表】投手交代(大野⇒福島)
福島投手(平安)がマウンドにあがり無難に三者凡退に抑える。

【5回裏】投手交代(ジャスティン⇒ジョーダン)
妻鳥選手(平安)が四球(死球?)で出塁し、松本選手(平安)がライトが飛び込み後ろにそらしたあわやランニングホームランになるような三塁打で京都1点リードする。
この時点で、USAはジャスティン投手からDHに入っていたジョーダン選手を投手へ変更。確かに打撃力ある選手だからなと妙に納得。後続は無難に抑えられた。

【6回表】選手交代(吉田⇒田中)
三塁に田中選手(京成章)が入る。福島投手(平安)が四球の走者をボークで二塁にするも得点には至らない。

【6回裏】選手交代(平林⇒粟津、平野⇒野村)
西山選手(京成章)が背中に死球をうける。(かなり痛がってた)
田中選手(京成章)が二塁へ内野安打?エラー?で出塁する。(スコアボードを見る限りヒットみたい)
妻鳥選手(平安)の併殺崩れで1点追加する。

【7回】選手交代(須藤⇒井上、大八木⇒牧野)
徐々に選手も交代し始めるが、特に大きな動きはない。

【8回表】投手交代(福島⇒西原)
代わり端に四球で走者を出すが、ショート松本選手(平安)の好プレーの併殺打で切り抜ける。

【8回裏】投手交代(ジョーダン⇒デリック) 選手交代((サムハンセン⇒イサム・マックレガー)
西山選手(京成章)が二塁打を放ちチャンス。暴投で三塁へ進んだ後、田中選手(京成章)がレフトへ犠牲フライ。見事な省エネ得点。
その後、シェパードハンセンがエラーしたところで投手交代。ピンチを迎えるも併殺打で切り抜けた。

【9回表】(イサム・マックレガー⇒PHジャック・ヘルフリック⇒PRテランス・ブラウン)
ジャック・ヘルフリックがヒットで出塁し、テランス・ブラウンが代走。しかしながら後続続かず最後は投手ライナーで一塁走者飛び出してゲームセット。

4対1で京都選抜がアメリカ選抜に勝利しました。

最後は親善試合らしくみんな揃って記念撮影。
携帯で撮影しましたが、少し汚いかな?

色々感じた事もありました。簡単に列挙します。

1.練習方法の違い
 USAはノックもアバウト。楽しんでノックしている感じ。(趣味の延長?)
 京都は統率された修行のようなノック。(教育の延長?)

2.プレーへの取組み
 USAは親善試合だから少し観光気分なのかな?エラーしても直ぐにボール拾わないし、ライナーでランナー飛び出した状況で必死にベースに戻る仕草もない。恐らく日本人ならば無理でもヘッドスライディングしてると思う。

3.多くいた観客
 野球部関係の関係者ばっかりかもしれませんが、ぱっと見結構客が入ってました。チョッとしたサプライズ。

4.気になった選手
 USAはセカンドのアダム選手。スナップスローが高校レベルではない。
 京都選抜は春季大会優勝した京都成章の面々も充実振りもさることながら、個人的には松本選手(平安)の堅実な守備が気に入りました。将来どんな選手になるか楽しみ。

5.この時期に選抜チーム
 夏へ向けてのチーム力を強化する大切な時期にライバルになりうる選手たちで合同チームを組むのはいい経験にもなるけど、選手権大会予選へ手の内の探りあいとかおきへんのか?
 ちょっと気になったけどそこまで考えている選手がいるチームは強いんだろうな。

今日の試合で出場した選手の中からNPBMLBで活躍する選手が出てくれたら凄く嬉しいな。
何年後に途轍もなく自慢できる事だろう…。

 -以上-