大喜利猿 in 厚生年金会館

大喜利猿」とは?

猿に自慰行為を教えると、死ぬまでやり続けるという。ごくまれに、大喜利をやり続ける猿もいる。そんな猿2匹、コバザルとヒデザルによる公開自慰行為。それが「大喜利猿」である。

ちなみにコバザルは小林賢太郎(ラーメンズ)、ヒデザルは升野英知バカリズム)。

札幌を中心に大いに盛り上がっていると伺っていたので、新規ジャンルの開拓の意味もこめてチケットを購入。本日仕事帰りに見に行ってきました。恐らく、大阪でははじめての挑戦だったんではないでしょうか?
ネタの内容までは振り返りませんが、簡単に報告致します。

まず、二人で大喜利をしまくると思っていたので概ね企画はダイナマイト関西と比較になってしまう。しかしながら同じ大喜利でも違うものでした。

二人が静寂の中で問題に対して答えを出しまくる。しかしながら解説や司会などのツッコミ役がいないから自ら説明をしなくてはならない。私の思い描いているガチンコ大喜利とは少し違っている。

まぁ簡単に言うと「私の笑いの感性には合わなかった」(正直おもろなかった)

ひとまず今回の敗因を分析しようと思います。

1.初顔合わせのイベントだった
 まぁ初めての演者だったからたまには起こりえるハプニングですね。私の予習が足らなかったのも問題かも。

2.演出
 厚生年金で暗転照明で舞台だけ若干の明るさ。薄暗いといってもいいと思う。これでは、「今からおもろいことやるからしっかり見ろよ」と自分たちでハードルをあげている気がする。客が「笑い」に対して休む間が少なかったように思える。また、あまりに暗いので私などは睡魔に襲われました。

3.周りの客
 今回は周りの客にも恵まれなかったと思う。恐らく大ファンの人なんだろうか?なんでもかんでも大爆笑する客が1グループいたんですわ。例え会場全体が「滑った空気」を感じている答えでも爆笑。なんだったらしゃべっていない二人の顔をモニターが映し出しただけでも笑い出す始末。その為、笑うタイミングを奪われた感は否めない。

一緒に見に行った同行者も私とほぼ同じ感想をもっていたので、ブレはない感じ。このイベントが東京などで満席になる理由が結局わからなかった。猛烈にお二人のファンであれば面白いかもしれないが、大喜利って誰でもOKな部分も必要やと思うんですがね。(あまりにもお題からかけ離れた解答を見て笑うってどうなん?)
今日の舞台見て面白かったと感じた人に解説を教授願いたい。私の気がつかない何か「笑いの種」を見逃しているのであれば残念なことであるし。

しかしながら結局気がついたことは、「野球」「お笑い」「食」に対しては海原雄山みたいになっているなということ。こだわりを持つことはいいことなんだと思うけど、柔軟性がなくなっているのではないかという不安もある。もう少し様々な視点になって新しいものを開拓していきたいと思います。

今日はいい勉強になりました。
2005年M-1決勝の笑い飯ブラックマヨネーズの漫才見て頭をクリアにしてから就寝しました。

大喜利猿公式HP
http://rahmens.net/oogiri.html

 -以上-