平成17年度秋季近畿地区高校野球大会準決勝観戦

 どうも、本日無事に誕生日を迎えました。何一つ変化のない生活を遅れている事にある種の幸せをかみ締めているroyal_partnerでございます。

そんな誕生日を迎えためでたい日に高校野球舞洲ベースボールスタジアムまで見に行ってきました。今日は準決勝です。最低でも2勝しているチーム同士のぶつかり合いですから白熱した試合を期待。

舞洲スポーツアイランドへは桜島駅からバスを選択。8時45分に桜島に到着したのですが、バス停が長蛇の列。まぁある意味1本のバスは見送る前提だったので、これは想定内。舞洲アリーナでバスケットの試合でもあったんかな?「篭球部」とか背中に刻まれているジャージを着た学生さん達が沢山並んでいました。8時55分のバスは見送ろうかなと思っていたら、奇跡の臨時バスが到着。しかもベースボールスタジアム前までノンストップとか。直後に定時便が着たので恐らく並んでいた人たちは皆乗車できたんじゃないかな?舞洲である程度の規模のイベントがあるときは臨時バスは運行しないと駄目でしょうね。マイカーの無い人にとってはバスしか交通手段ないですもんね。

さて肝心の試合ですが、流石に試合開始1時間前という事もあってバックネット裏とかもどこでも座れる状況だったので見やすく動きやすく邪魔されにくそうな席を選んで静かに時を待つ。今回は、前回と違って風も無くあたたかい日差しが差し込んでいました。私は、前回舞洲の恐ろしさを体を持って体感したので、万が一に備え皮ジャケットまで着て折りたたみ座布団も用意しておりました。結局すぐに皮ジャケットは脱ぎ捨て腕まくりの状態に。実に野球観戦日和と言えましょう。

準決勝 第一試合 ◆京都外大西高校 0−4 智辯和歌山高校◆

京外西 000 000 100=1 H 4 E2
智辯 220 002 01X=7 H11 E0

(京外西)北岡、本田 - 南本 (和智辯)松隈、竹中 - 橋本、植芝

本塁打】上羽(和智辯・2回2ラン)

 和智辯いつもはライトを守っているらしい背番号9の松隈が先発でその立ち上がりをランナー1・3塁と攻め立てる。しかし、4番・5番と凡退して立ち上がりのピンチを切り抜けると俄然和智辯ペースに。

 初回にエラーがらみで和智辯が先制しペースをつかみ、2回には二死から四球と本塁打で4対0とリードする。もう和智辯のスタンドは大騒ぎという感じですね。

 京外西もチャンスを幾度か作るんですけど如何せん四番吉田がチャンスで三振を連発。1本でもヒットが出ていたら流れが変わったんだろうな。後ろのオッサンが「この4番は春にベンチ入り外れたりしてな」と呟かれる位、今日はインケツやったと思う。三番平林が調子が良かっただけに…。しかし5回の平林のショートゴロは私の見ているところの角度ではセーフと思ったんだけどな。

 4対0のまま試合が膠着してきたところで、京外西は得意の北岡→本田への継投を6回に行う。予定通りだったのだろうね。昨年の夏にこのパターンで勝ち続けていたから。しかし代わって二死まで順調にいった所で三連打とワイルドピッチが絡んで2失点。二死からの失点ではいただけない。

 ちなみにウグイスコールが本田といわなかったような気がしたので、ピッチャー交代している事に気づいていない人もチラホラいた様子。スコアボードのランプもずれていたしね。

 7回表に松隈が四球で乱れ始めた所で、投手は竹中に交代。満塁と攻め立てたが、ここでも四番吉田が凡退し1点止まり。ここで少しでも点数を返せていればまだ逆転への足がかりという気持ちになれただろうに。

 結局そのまま和智辯が攻撃の手を緩める事無く快勝し決勝戦進出。
打線のつながりは驚異的ですね。ただ、各バッターが初球から手を出していく積極的な姿勢はいいんだけど、好投手とかに少し抑えられた気の嫌らしい攻めとかできるのかという点がチト不安ですね。まぁ和智辯は打力はいつもあるから心配いらないのかな?

 和智辯チアリーダーからブラスバンドまで投入した1回戦と同じ応援スタイル。これだけしていたら甲子園出ても慌てず統率された応援が出来るんでしょうね。正直素晴らしいと思う。
 京都外大西も肉声を前面に押し出した応援で負けず劣らず。いい雰囲気作りは出来てましたよ。印象に残っているのは「ドカーンと一発」の曲で「ドカーン」という前に一人の独唱で「ドッドッドッドッドッドッドッドッドッ…」と大声で叫んでいる声が凄くこだましていてどんな人が声を張り上げているのか少し拝見したくなりました。彼の喉は大丈夫だったんだろうか?

第二試合 ◆履正社高校 11−2 PL学園

履正社 320 041 1=11 H15 E1
P   L 000 200 0=2  H7  E1
(7回コールド)

(履正社)魚谷 - 土井 (PL)冨田、前田 - 仲谷

後ろに座ってるオッちゃん連中は無類のPL好きかOBの模様で、凄く鼻息荒く声援を送ってました。声援の質は内野スタンドで猛牛ナインに声をかける近鉄ファン髣髴させる感じでしたね(笑)

さて、PLは背番号1の前田ではなく冨田を起用。明日を見越してかそれとも3日の激戦の疲れを考慮してか。まぁ普通に中1日で投げさせるのはあまり宜しくないですからね。

立ち上がりにこの試合のポイントと思えるプレーが発生。制球がばらつく冨田を二連打で一死一二塁。打者四番土井の打球はセカンドを襲いゲッツーか!と思われましたが打球が強く二塁フォースアウトのみ。ここをゲッツー完成させていたら流れが出来たんだろうなと後々思った。その後、四球で満塁にし走者一掃の二塁打で3失点。あのプレーが悔やまれる。

その後、履正社打線は勢いに乗り容赦なく冨田を襲い掛かり2回にも2点を取り冨田をKO。この時点で5対0。準決勝はコールドがあったはずだからこれ以上の点差には開く事は致命傷。3回からは背番号1の前だがマウンドに上がる。気合が入っているのか球速がメチャ早かったような気がする。

対する履正社の魚谷はサイドスローアンダースローかわからんような球の出所のノラリクラリした投球術でPL打線を3回まで完璧に抑える。私の目が確かならカーブか何かわからんけど球の勢いをとめる変化球を投げる際にスリークォーター気味のピッチングフォームになる。これは彼の癖なのかわざとなのか真意のほどは?しかしあれだけ手を出す位置がバラツキがあると千手観音投法とか言われそうだなとフト思う。

PLも4回以降はランナーを出すも要所を締められるピッチングで4回の2点以外は得点を重ねる事が出来ない。6回の三連打が全てシングルで得点が入らないチョコバット的な攻撃も少し運が無かったのかもしれない。

履正社で印象に残ったのは、四番土井の綺麗に流し打ちした肘のたたみ方。ある種無理やり過ぎるような気もしたけどちゃんと打球が飛んでいたからエライもんである。その他の打者も皆、球をきっちりと捕らえている。勢いがついたらとめるのは中々困難な打線と思える。

そんな訳で、7回に9点差があった為規定によりコールドゲーム
PLは府大会の予選で勝利した相手にコールド負けした事になる。平安のセンバツ出場はアウトだろうな。

しかし、このコールド制度というルールどうにかならんのかね?準決勝まで勝ちあがってきたチーム同士だからいくら点差があっても9回までさせてあげたい気がしますね。別にあと2イニングする事が何の支障があるんでしょうね?しかしこのルールを適応したら今年の日本シリーズは3試合がコールド試合だったのですね(笑)

というわけで、大阪3位の履正社が決勝進出。
明日、智辯和歌山との決勝戦。打撃線にな理想な予感!見に行くべし!

 -以上-