平成17年度秋季近畿地区高校野球大会観戦

 世間は日本シリーズと言うことで騒がしくなっていましたが、何も野球はプロ野球だけではない。私自身、久々に野球見たくなったのでいろいろ調べた結果、今日から舞洲ベースボールスタジアム高校野球近畿大会が開催されているらしい。この大会の成績が優秀だったチームが春のセンバツに出場できるんだけれど一度も見に行った事無かったから早起きして舞洲まで行く事にした。

 8時前に西九条のバス停で「81系統 舞洲スポーツアイランド行き」に乗車しようと待っていると恐らく野球観戦組と思われる人達で溢れ返っており、少々驚く。良くこの路線のバスに仕事関係で乗る事あるけど、平日の日中にしか乗らないからここまで込んでいる事があまり無い。軽くカルチャーショックを受ける。桜島駅からのバスにすればよかったかな?とチョッと後悔。

 バスには無事乗車できるもスポーツ紙を読むのがギリギリという感じ。途中で四貫島や此花区役所前から乗車したかった人は諦めておりました。(まぁ舞洲方面に行かない人は無理に乗らなくても良いからね)

 球場に到着後、アクティブバスの時刻と81系統の帰りの時刻をチェックする。試合終了後、どれくらい混雑するもんだろうか?チト気になりながら球場へ入場。8時半頃であったが客も結構いた。皆様朝早くからご苦労様で。

さて第一試合からスコアブックをつけました。

第一試合 ◆市川高校 0−4 天理高校

市 川 000 000 000=0 H 3 E1
天 理 001 000 03X=4 H11 E0

(市川)河津 - 八木 (天理)後藤 - 森本

 正直、秋の舞洲を舐めておりました。長Tシャツの上にジャージ着ただけの服装で観戦するもすぐに寒さを感じ始める。これは今日一日大変な寒さとの戦いになりそうな予感が…。
行きのバスで「市川の河津はいいピッチャーやからよう見とき」とか言ってるおっさんがいたので、どんなもんだろうかと立ち上がりを注目。安打や野選も絡んでいたが二者連続三振でピンチを切り抜ける。変化球もなんかええ感じなんだろうなと眺めておりました。

 3回に3塁打と暴投で失点するもその後は要所を締めるピッチングで天理打線を抑えていた。ただ7回くらいから確実に打球を捕らえられていた印象があり、予想通り8回に連打を浴びて3失点。河津が粘っていた間に市川打線としては点を入れたかったと思う。

 この結果、兵庫3位敗北。

第二試合 ◆智辯和歌山高校 9−1 市立尼崎高校

智辯 302 022 0=9 H5 E1
市尼崎 000 010 0=1 H3 E1
(7回コールド)

(和智辯)廣井、竹中 - 植芝 (市尼崎)村山、西橋 - 續木

本塁打】松隈(和智辯・1回2ラン)、橋本(和智辯・1回ソロ)、松隈(和智辯・6回2ラン)

昼飯を食べながらの観戦。初回にいきなり和智辯が二者連続ホームランで場内を沸かせる。しかし打球は良く飛んだものだ。投手が西橋に交代してからも四死球を選びながらソツの無い攻めをする。最後は、松隈の本日2本目の本塁打で試合を決める。そのままコールドに。
市尼も四死球を選びながらも好機を生かせず、敗退。5回の谷口が売った二塁打で三進を試みるもタッチアウト。あのランナーがセーフならまた違った展開もあったのかもしれない。

 途中雨も降りしきる中両軍の応援団はブラスバンドを使用した応援。和智辯に至っては、チアリーダー達がスタンドを彩っていた。個人的にっ無類のチアリーダー好きの先輩をUSJなどに行かせずこちらに誘えばよかったと後悔する。まぁあの方は社会人野球限定(特に七十七銀行)かな?
 しかし、市尼の応援が「まだまだ諦めるなー」という気合の入った叫びが私には印象的で、本当に何点差になっても諦めない姿が美しくも見えた。

 この結果、兵庫2位敗北。

第二試合終了後は、あまりの寒さにホットドリンクが欲しくなったので、一旦球場の外に。最寄の自販機でお茶を購入。少しは体が温まった気がします。(恐らくこれをしてなかったら挫折してそのまま帰っていたかもしれない)

第三試合が始まる前に電話がなる。会社の人から。
「君、今黄色いタオル首に巻いてるだろ。試合終わったらそっちに行くよ」と言われる。何処かで会社の先輩に見られている。なんとも不思議な感じであった。

第三試合 ◆高田商業高校 0−9 履正社高校

高田商 000 000 0=0 H 2 E3
履正社 412 200 X=9 H11 E0
(7回コールド)

(高田商)辻中、秋山 - 山口 (履正社)魚谷 - 土井

あまりの寒さに耐えられないと思いながらもここまできたら最後まで見たいと思うのが野球好きのサガなのかもしれない。あと9イニング見て温かいものを食べに行こうと決意する。
初回から履正社が犠打を絡めた攻めで一挙4点を入れる。それ以降もこれでもかと思うくらい犠打を連発する姿にあくまでも1点差勝負の緊張感を保っているのかなと感じたわけです。ただ終盤に早撃ちが目立ったのは、やはり点差が開いてしまったからだろうか?
しかし履正社の投手魚谷は横手投げだと思うけど結構いい球投げてたと思う。いいチームですね。
高田商業は初回の走者を牽制死(挟殺プレー)で失ったのが痛かった。あれを生かしていればまた違う流れも出来ただろうに。残念。

 この結果、奈良2位敗北。

朝から、舞洲で野球を三試合見ましたが寒ささえなければ全く苦になら無かったです。また日程調整して、舞洲まで来ようと思う。

 続きのきくや編は後ほど。