2005讀賣ジャイアンツ戦力分析

今日はセリーグ3位になった私の大嫌いなチーム讀賣の戦力分析です。
あまり詳しい情報はありませんが、ご参考にしてください。ちなみに一つにまとめられる量だったので分けてません。

讀賣を去る選手■
 
【引退】
・李景一   →ブルペン捕手
木村龍治  →2軍トレーニングコーチ補佐就任
・上野裕平  →スコアラーに転身

自由契約
・三沢興一     →ヤクルト移籍入団
・川本大輔     →台湾プロ野球興農へ移籍
・入野久彦     →楽天移籍入団 
福井敬治     →広島移籍入団
井出竜也     →福岡ダイエー移籍入団
野村克則     →楽天移籍入団 
マット・ランデル
・フリオ・サンタナ
・ブライアン・コーリー
クリス・レイサム
ロベルト・ペタジーニ

讀賣に移籍入団する選手■

【外国人新入団】
ゲーブ・キャプラー(外野手・レッドソックス

【トレード】
西山秀二(捕手・広島)[自由契約後]

讀賣に新入団する選手■
【自由獲得枠】
野間口貴彦 関西創価シダックス 21歳 投手 183cm 86kg 右投右打
 球歴は説明の必要は無いだろう。野村監督に育てられた社会人No.1右腕。速球・変化球どれを取っても十分にウリになるだけも物を持っているがそれ以上に投球術や制球力のレベルが高くバランスの取れた投手である。即戦力としては充分の可能性を秘めている。あとは讀賣の首脳陣がどのように活躍の場を提供するかが鍵だろう。普通にすれば二桁は勝てる実力はあると思われる。

【自由獲得枠】
三木均 飛翔館〜八戸大 22歳 投手 179cm 80kg 右投右打
 大学の先輩川島(ヤクルト04年新人王)を上回る実績を数字を残してプロ入り。オーソドックスな右腕で、145kmの速球に緩急を用いた変化球を投じる。その種類は大きく曲がるカーブやスライダー、自信のあるナックルやフォークなど多くの持ち球がある。非常にまとまりのある好投手という印象であるが、嫌らしさがない事も事実。また牽制が非常に苦手なようでフォームを盗まれて走られるケースもしばしば。ただ4年間エースとしてチームを支えた精神力は高い評価を得れる。はじめは短いイニングから一軍へアプローチしたいところだ。

【4巡目】
亀井義行 上宮太子〜中央大 22歳 外野手 179cm 73kg 右投左打
 チャンスに強い打撃でポイントゲッター的存在。三拍子揃っているところが売り。ただ、内角に弱いスイングをしている為に内角を厳しくつかれたら大きな壁にぶち当たると思われる。まずは2年程度ファームで打撃を鍛え上げる事でインパクトを強くする事ができるだろう。後は守備と走塁をアピールしたい。

【5巡目】
木村正太 一関一 18歳 投手 178cm 78kg 右投右打
 MAX145kmの速球で切れ味のある球質を投げ込む。変化球は横のスライダーと縦のスライダーがメイン。かなり武器になる球種と言える。ただ試合終盤にキレが悪くなり、打者に攻略される事もしばしば見受けられる。理想的なフォームをしているので、緩急をつける変化球を覚えて体の成長にあわせたトレーニングを行えば以外と一軍で活躍できるかもしれない。

【6巡目】
・星 孝典 仙台育英東北学院大 22歳 捕手 176cm 82kg 右投右打
 思い切りの良いスイングで打率を残す好打者タイプ。捕手としての素養も高く、二塁まで1.8秒台のスローイングはアマではトップクラス。またチームの主将としてのリーダーシップを誇る面白い存在。ちなみに「ちゃぶ台」持参で入寮したとの事。

【7巡目】
・東野 峻 鉾田一 18歳 投手 185cm 85kg 右投右打
 上体を強く振れMAX145kmの荒削りな速球が魅力。強靭な下半身をいかしたフォームは豪快で将来に期待したい。

※年齢はドラフト時の年齢です。

■戦力分析■

03年と04年だけで464本もホームランを打っているチームなんですよ。皆さんご存知でしたか?でも二年連続三位なんですよ。一重に投手陣が弱いんでしょうね。昨年に至っては上原以外の先発投手がグダグダだったように思える。
簡単に戦力分析をしたい。(あえて嫌いな事はもう触れません)
まずは先発投手陣。ポスティング移籍をしたがっている上原はやはり先発ローテの中心にしなくてはならない。そこにベテランの工藤・桑田、若手の木佐貫・久保といったあたりを計算したい。お笑い番組に引っ張りだこの高橋(尚)も復活しなければならないだろう。また自由獲得枠のルーキーコンビや内海・平岡・真田などの若手にも期待がかかる。
しかしながら、中継ぎ投手は?がつく。前田やシコースキーを中心に岡島・中村隼人で回したい。そこに佐藤宏なども加わればまぁようやく形になった感じがする。ただ、抑え候補のミセリがどれだけ働けるか未知数な部分もあり、ストッパーに不安を抱えたままの印象は強い。あと、河原さんも復活を目指しているようです。

野手は昨年同様説明は要らないですね。相変わらず木に例えたら幹が多すぎます。枝がいませんね。しかしそんなメンバーにもかかわらず「スピード野球」をテーマに掲げている事自体ナンセンスな事ではと感じる。まぁキャプラーをセンターに使うならば清水がレギュラーから外れるのか・・・。
しかし野手は本当に高齢化が進んでいますね。若手と言える選手が少ないような気がします。昨年も心配していましたが、将来の四番候補が今の所見当たらない。そういう意味では、吉川なんかを抜擢してほしいなと感じる。このままファームに燻らせて置くと「大森化」を起すような気がする。まぁどうせFAなどで補強するから問題ないのかもしれませんけどね。

何れにせよ、讀賣というブランド力を失った現在において会社の意識を改革しなければ、時代遅れの陳腐化されたチームになり取り残されるだろう。ファンは馬鹿ではないのだから・・・。

2005年2月28日

-以上-