男子バレー2戦分の総括

22日から男子バレーが開幕しました。アテネへの切符は非常に狭き門で、とても険しい道になるようです。私の注目するところは結局セッターです。宇佐美選手がどれだけトスを各選手に上げる事が出来るかがポイントと思っています。特にスーパーエース山本選手だけに頼らないトスワークに期待したいかと思います。他には、杉山マルコス選手のスピリットを熱く受け止めたいです。

まずは緒戦のアルジェリア戦。ある意味格下の相手ですが、昨年チュニジアに負けた経験もあるので存在感は十分にあると思います。しかも元キューバの監督が指揮をとっているので油断は出来ないのであります。
ただ、緒戦の硬さが残るも各メンバーがいきいきとプレーしていた所が印象に残っています。でもやっぱり山本選手のスパイクは天下一品ですね。世界に十分通用しますよ。結果3-0で圧勝できて良かったですわ。

さて、今日の夜開催された中国戦ですがアジア枠の関係で絶対負けられない相手です。しかも前日に韓国ストレート勝ちをしているベテラン軍団だから初めからの苦戦は容易に想像できました。しかし、中国のセンターラインのクイックは全く止める事が出来ませんでしたね。日本のセンターライン205コンビは完全にブロックを振り回されて全然駄目でした。それでもある程度接戦していたのは、強いサーブを打ち続けたことだと私は思っています。ただ、最後は山本選手に頼らざるを得ないのが日本の現状。トスを集めすぎるとブロックされるのは必然。第5セットは最後粘ったけれども無残にも敗北した訳です。

恐らく、宇佐美さんは後悔無いと思っています。もっと散らしたトスを上げたほうがという言葉もありますが、昨日の第5セットは山本選手以外と心中はしたくなかったのでしょう。実際甲斐選手等を使っても良かったかもしれません。でもそれでも決めるスーパーエースに期待したのでしょうね。私がセッターでも同じ事をしていた筈です。残念で悔しいが、アテネへは遠のく一戦となりました。

厳しい戦いが続くと思います。ただ、まだフランスリーグで活躍中で現在腰に違和感がある加藤陽一選手が残っています。この最後のカードをうまく使いこなして最後まで諦めず戦い抜いてほしいです。

頑張れ日本男子バレー!!!

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