日本が韓国下し五輪切符獲得

 「良く頑張った!!」

 アテネ五輪出場おめでとう。本当に心から祝福します。4年前のあの屈辱を思い出しながら感慨にふけてテレビを見ていました。本当に小泉首相じゃないけれども「感動した!!」と言いたい。

 さて、試合ですが私なりにレビューをしたいと思います。

 第1セット
 竹下選手のサーブでうまく崩したのにいきなりしょうむないミスで幕開けしたワンプレー目。これで序盤の苦しみと緊張が続きましたね。見るからに選手達の表情が緊張しているのが伝わってきました。レフトからのメグ&スーパー女子高生木村選手のスパイクが決まらない。木村選手に至ってはブロックされまくりでやばいムードになりかけていました。
 韓国5-2で迎えたプレーで大友選手のブロードをきっかけに若干流れを日本に持ってきました。彼女のスピードある移動攻撃に韓国ブロック陣も手を焼く事はこのとき確信しました。
 しっくり来ないメグがふっ切れたのは最初のテクニカルタイムアウト明けのプレーでバックアタックを2連発して韓国のレシーブを粉砕しました。結果的にこのプレーでメグを蘇らせたと言えますね。
 その後、柳本(力道山)監督が、木村選手にかえて切り札のレオこと佐々木選手を投入した采配にはタイミング的にばっちりだったと言えますね。あのパワーあるスパイクは、非常に効果があったと思えます。そのままうまく逃げ切り第1セットをもぎ取ったわけです。(若干審判のジャッジで助けられたところもあった感は否めないですけど)

 第2セット
 韓国の巻き返しが来るかと思いましたが、韓国のフェイントをうまく日本が拾いまくりバックアタックにつなげるいい展開でした。大友選手のバックアタックが決まった瞬間にこのセットは頂いたと言う確信になったわけです。という訳で韓国相手に2セット連取。一昔前の日本ではありえない事だと驚いていたわけです。

 第3セット
 10分間の休息で流れが韓国に傾くかなぁ?と思っていましたが、出鼻を竹下-吉原ラインでクイックを決めていきなり先制しました。普通のプレーと感じますが、あの一打でこのセットも大丈夫と言う勇気をチームに与えたような気がしています。ナイスコンビプレーやったと思う。
その後、終始リードして若干の油断を出したりしていましたが、11-18位でカットが乱れて竹下選手がダイレクトスパイクに対して無理からブロックしたプレーがありました。でも、そのスパイクを拾い上げて、佐々木選手がバックアタックで逆にサイドアウトをもぎ取ったプレー。これでこの試合は韓国に流れを取られないんじゃないのかな?という思いが確信に変わったわけです。そして、結果的に3セット連取のストレート勝ち。

 韓国相手にストレート勝ち。フルセットにもつれ込むと思っていただけに嬉しい誤算ですわ。本当に良かったです。柳下監督お疲れ様です。

 アテネ出場決定が決まった瞬間、4年前に苦渋をなめたメンバー達の顔が映し出されました。みんな泣いていました。その涙を見てウルットもらい泣きしそうになった自分がいたのです。最近は少し涙腺が弱くなって来ているような気がしています。昨年の9月15日以来こういう感情は普通に出てくるようになりました。幼少の頃から、次泣く時は「阪神優勝」の時だけと心に誓った小学3年生時代がありました。でも今は普通に泣けるような感情に成長した気がしています。

 インタビューのフジテレビの森さんだったかな?ボロボロに泣いていましたね。昨年のW杯でも泣いていた気がしています。アナウンサーとしては???な働きかもしれませんが、人間味を訴えるという点では最高のインタビュアーだと感じました。それだけ視聴者に伝えるものがあったと私も感じた訳です。

 でも、柳本監督が行った通りこれで最低ノルマのアテネ行の切符を手に入れただけなのです。次はアテネで勝てるチーム作りをする事です。その目標に対してまた明日から挑戦が始まるわけです。

 頑張れ日本です。続くは男子バレーも出場権をもぎ取ってもらいたいです。しかし、スポーツで感情移入するのは本当に疲れますけど楽しいです。

 

デイビーを打てなかった虎チーム。藪投手をまたもや見殺しにしたようで。春先毎年調子がいい藪さんも早く勝ち星をつけてあげないといつも通り調子おとしますよ。ナインの皆さん、次回は是非とも藪投手に勝ち星を与えてくださいね。

 明日は野球を見に行こうと思います。いい試合を見たいものですね。

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