関西学生野球秋季リーグ戦 観戦記その2

第一試合が長引いた加減もありますが、試合開始予定時刻を大幅にずれ込みましたね。そんな中、同立戦を盛り上げるべく試合前に色々と趣向を凝らした応援合戦等を実施しておりました。
個人的には同志社チアのユニフォームが良かった気がする…。

 そんなわけで、試合前に約30分程度のセレモニーして無事にプレーボール。さてどんな試合になるのやら…。

2006年 関西学生野球秋季リーグ戦

会場 西京極球場

同志社大学 2x−1 立命館大学

立 命 000 000 000 000 000 001 00=1  H13 E4
同 大 000 000 000 000 000 001 01=2x H10 E1

(立命)金刃、大橋、大島一−西川、乗替
(同大)佐川、山本昌、宝田−磯部、佐谷、近藤健
【写真】延長20回に藤原大選手のサヨナラヒットの瞬間!

この試合長いから簡潔に行きます。なんてったって延長20回だからね。
しかし、金刃投手はドラフト上位指名されるゆえんが良くわかった。

【1回】
立命 川端選手のヒット出塁も盗塁死。結果三人で攻撃終了。
同大 三者凡退。

【2回】
立命 三者凡退。
同大 三者凡退。

【3回】
立命 二死から金刃投手ヒットも後続なし。
同大 二死から岸選手ヒットも後続なし。

【4回】
立命 藤原大選手がヒットと失策で二塁まで進むが後続なし。
同大 荒川選手が出塁するも併殺で三人で攻撃終了。

【5回】
立命 日岡選手がヒットで走者一塁。強行策が裏目に出て三振と併殺。三人でチェンジ。
同大 尾上選手がヒットで出塁も盗塁死。この回も三人で攻撃終了。

《ここでグランド整備》
【6回】
立命 金刃投手が二打席連続ヒット。さすがに送って二塁に到達。四球も選び二死一・二塁だが得点ならず。
同大 阪田選手が二死から四球を選び即座に盗塁成功。しかし後続なし。

【7回】
立命 一死から日岡選手が四球を選び、西村選手送りバントで二死 二塁。西川選手がライトへヒットを放つも走者は三塁でSTOP。結局無得点。
同大 セカンド失策でバントとフライで二死 三塁。ここで尾上選手に死球を与えて動揺するかと思うが、無事に後続を断ち切る。

【8回】
立命 三者凡退。三者連続三振で、同大佐川投手の気合を感じる。この回で10個目。
同大 三者凡退。金刃投手も負けじと三振を奪う。この回で8個目。

【9回】
立命 チャンス到来。四番に代わって入っていた柳田選手がセンターへ本塁打性のあたりを飛ばし三塁打。しかしながら後続が三者連続凡退。この瞬間に試合が長くなりそうな気がした。
同大 三者凡退。この回で9奪三振。ついに二試合連続延長戦へ突入。

【10回】
立命 三者凡退。この回三振を二つ奪い、佐川投手はこの日12個目の三振を奪う。なんていい投手なんだろう…。大阪桐蔭のときはそれほど記憶に残ってないんだけど…。
同大 一死から尾上選手ヒット。失策も絡み二死二塁で代打萬浪選手登場するもセンターフライ。

【11回】
立命 投手交代。同大好投の佐川投手から山本昌投手がマウンドへ。山本雅選手は四球と安打でピンチを招くが、うまく併殺でピンチを切り抜ける。しかしながら立命はことごとくチャンスを潰すのが惜しい。
同大 藤本選手がヒットを打つが得点には繋がらない。立命の金刃投手は130球をそろそろ越えたところ。何イニングまで投げさすのだろうか…。

【12回】
立命 三者凡退。山本昌投手が少し落ち着いてきたのかな?
同大 こちらも三者凡退。金刃投手圧巻のピッチング。

ついに私のスコアブックの2ページ目に移行。

【13回】
立命 またまた三者凡退。打てないね。
同大 こちらもお付き合いで三者凡退。いやはや何時まで試合をするんだと言う気持ちになり始める・・・。

【14回】
立命 代打長谷川選手がヒットと盗塁でチャンスを掴むも残念ながら得点ならず。
同大 立命のエース金刃投手はマウンドに上がる。内野安打を許すも得点には至らず。

【15回】
立命 二死から金刃投手がヒットで出塁するも後続凡退。金刃投手の打席からまだまだ投げるぞという気迫が感じ取られた。
同大 磯部選手が無死からヒットで出塁し、送りバントと進塁打で二死三塁。しかしながら後続が続かずサヨナラならず。

《ここでグランド整備》
いやはやもっと早くグランド整備したれよ!と思った次第。よく致命的な失策に繋がらなくて良かったなと感じたわけ。

【16回】
立命 投手が宝田投手に交代。四球を二連続出したんだけど、二連続にて牽制球でアウトをとる。このあたりに立命が金刃投手に勝利をつけたい焦りを感じた。
同大 四球もあったけどこの回も金刃投手に抑えられる。もう金刃投手の力投に感動を感じ始めた。

【17回】
立命 この回は三者凡退。点が入らない。
同大 いよいよ時刻は19:15になりました。金刃投手がこの回2奪三振三者凡退で同大を封じ込める。そろそろ200球を越えてきたのでこの回で降板か?しかしエースの働き振りをしっかり眼に焼き付けた。

【18回】
立命 ついに試合が動く。西川選手のヒットを金刃投手が送り、一死二塁。川端選手のヒットで続く。そんな中、2番藤原大選手がスクイズを決めて待望の先制点をもぎ取る。18回目の出来事であった。
同大 ここまで来たら金刃投手がマウンドに上がる。だが、ついにつかまり始める。一死から佐谷選手が二塁打で出塁し、代打秋吉選手を追い込みながら死球でピンチを拡大し、1番阪田選手の内野ゴロを一塁手が失策。ついに一死満塁の状態に。そこで藤原大選手がライトに犠牲フライを放ち同点に!!!
こんな展開誰が予想できようか!試合は再度振り出しに戻る。
金刃投手この回で227球目でした。

【19回】
立命 意気消沈したのか立命三者凡退。20時以降は新たなイニングに入らないとうるさく放送が鳴り響いていた。
同大 投手交代。ついに金刃投手がマウンドをおりる。18イニング良く投げました。次にマウンドに上がるのは大橋投手。ヒットなど打たれながらも何とか19:57にチェンジ。これで20回に入ることになった。

【20回】
立命 泣いても笑っても最終イニング。ここで点を入れなければ立命の今日の勝利はない。
そんな中、西川選手が一死からセンター前ヒットで出塁し、代走福田選手が盗塁を決めたが後続がなく無得点。これで立命の今日の勝利はなくなる。
同大 投手交代。大島一投手がマウンドに上がる。代打谷選手のショートゴロを高めに悪送球したため、無死一塁。続く大崎選手は送りバントのつもりが追い込まれてヒッティングに作戦変更。見事にチャンス拡大。
だが、そうは簡単に問屋は卸さない。1番阪田選手が併殺打でいきなり二死三塁。ここで迎える打者は藤原大選手。この場面で勝負してくるのか?それとも…。そんな心配の中、藤原大選手の打球はセンター方向へ飛ぶ。そのまま歓喜のサヨナラとなったわけであります。
と言うわけで同志社がこの20イニングと言う大試合を勝利したのであります。

いやはや素晴らしい試合でした。

【試合を見終えて】
正直、ここまで長い試合を見たのは初めてでした。イニングを重ねること20回。約5時間のナイスゲームです。何よりも金刃投手と佐川投手の投げ合いに興奮した。
同立戦ともあり色々盛り上がっておりましたが、それにふさわしいナイスゲームです。今日この日に両チームの試合を見れて良かったと思う。
今日の試合は両チームの選手や関係者にとって一回りも二回りも成長させたことに変わりない。

ちなみに2試合で8時間15分も試合時間がかかりましたが、魅力的な試合をしていたので全く気にならない。日が暮れてから西京極の寒さが気になった程度。それだけ熱い試合を繰り広げられていた。

いやはや、やっぱり野球は素晴らしいなと感じた今日この頃です。西京極から家に着いたら22時過ぎでしたがいい日曜日になりました。

 -以上-