■訃報■つらいメール

 それは突然の出来事でした。

 昼下がりに携帯電話がメールの着信を知らせて震え出す。

 どうせくだらんメールと思いチェックすると、インドに一緒にボランティア活動で同行してくださった時の事務局の方から。
 

 子供でも生まれた連絡かなと思っていたら…。

 

こんにちは。ご無沙汰しています。久しぶりなのに悲しいお知らせで残念なのですが、ビジャプールの○○○○が今朝亡くなったそうです。私も最近活動から遠ざかっており、突然のことなので全く実感が湧かないのですが…。《以下省略》

 私達がインド滞在時に世話をしてくれたあのナイスガイな若者(30歳手前)が亡くなったからみんなで献花するという知らせ…。

 あのナイスガイが亡くなった…

 死んだのか…。

 死因は病気で肝臓癌。


 
 事故や事件ではないのか…。



 彼とインドの列車の中でたわいもない会話をした事、一緒に汗水たらしながら学校を建てたこと。インド西部に行って現地の地震の被害状況を調べた事…。宗教上、肉が食べれないので豆と野菜しか食べていなかった姿…。いっぱいいっぱい思い出がよみがえったわけで。

 この連絡を各地のメンバーにメールせねば…。

 今の私にはこの知らせを各地のメンバーに知らせるくらいしかできる事がない。



 今夜は彼と出あった事などを考えながら喪に服したいと思う。


 
 しかし日本で最後北新地で酒を酌み交わしたのが最後になるとは…。

 安らかにお眠りください。


 -合掌-