古きよき品々 

いい天気だからどこかに出かけようと思っていたけど、昨夜の酒が残っており少しフットワークが重くなる。あと、3日からのキャンプの用意もあるからその調整していたら気がつけばお昼過ぎでした。

 そんなわけで、少しどころではなく途轍もなく汚い部屋を掃除する事に。今回は今までアンタッチャブルだったゾーンも全て整理しようと思いいざ開始。

 掃除して早速出てきました。思い出の品々。アルバムやら賞状とか色々出てきましたが、それらは一応思い出BOXみたいなところに収納し、そのまま掃除を継続。

 そこでプチ事件発生。部屋の中から、往年の裏ビデオが大量に出てきた。恥ずかしさと懐かしさが交差した瞬間とでも言おうか、妙な気持ちになり、当時を思い出した。

 この裏ビデオとの出会いは大学生の時で、一人暮らしの友人宅に届くようにしてみんなでお金を出し合って共同購入したなぁと。あの時はDVDとかもなくてネットで画像を落とすような文化もなかったから我々アホアホ大学生は注文の段階から変なテンションになっていたような気がする。

 確か、当時はチラシに書いてある電話番号に電話して注文するようなアナログなシステム。電話をかけたのは学校の喫茶店からだったような気がする。友人達と選びに選び尽くしたタイトルの番号を相手に伝えて電話を切った。代金引換の宅急便が友人宅に届いたのは数日後のことであった。

 友人から無事到着の知らせを聞き、アホアホ学生は大集合。当然即座試写会である。どの作品から見るのかという話でまたまた紛糾し、結果タイトルの面白さから「マッサージのつもりが…」をチョイス。そこからVHSのビデオとして最大限のパフォーマンスを披露し、我々を驚愕させた事は言うまでもありません。

 その後、我が家にビデオデッキが2台あるという理由で預かったこの裏ビデオの数々。整理してみたらアマゾンの箱に二つ満タンになってしまいました。中には懐かしい女優の名前とかもあります。当然、「マッサージのつもりが…」もありました。照れくさい気持ちにもなりながらも微笑ましくもあり、ある意味感謝の心も芽生えました。

 今度の水曜日ゴミの日だからそのままほかそうと思う。

 なんだか思い出の1ページを閉じた気がした一日でした。

 -以上-