2004大阪近鉄バファローズ戦力分析

今日はパリーグ3位になった大阪近鉄バファローズの戦力分析です。

バファローズを去る選手■

【引退】
五十嵐章人 
・高塚信幸
・武藤孝司

自由契約
タフィ・ローズ 
・小野仁  →ツインズとマイナー契約へ(12/9)
・松本拓也 →現役続行を希望
島田直也 
・覚前昌也 →現役続行を希望
・寺村友和 →現役続行を希望

【トレード】
門倉健  →横浜
宇高伸次 →横浜
前川勝彦 →阪神
・三沢興一 →讀賣

バファローズに移籍入団する選手■

【外国人新入団】
・ラリー・バーンズ 内野手・3Aラスベガス

【トレード】
福盛和男(横浜)
矢野英司(横浜)
川尻哲郎(阪神)
根市寛貴(讀賣)

【テスト入団】
・戎信行(ヤクルト)

バファローズに新入団する選手■
【自由獲得枠】
・香月 良太 投 手 東芝 右投右打 180cm・81kg
  柳川高校時代は甲子園で春夏連続ベスト8でドクターKぶりを発揮。日本選手権ではベスト4にチームを導いた。今季は右肩痛に悩まさせられたが、左右の制球抜群で、重い速球で楽に追い込んでキレるスライダーとナックルで三振を奪い取る。

【2巡目】
・吉良 俊則 外野手 柳ヶ浦 左投左打 180cm・78kg
  甲子園に出場した通算54本塁打の高校生No.1スラッガー。鋭いヘッドスピードが本塁打量産を呼び込む。外角攻めは左中間へ運ぶリストの強さと内角は引っ張る事を念頭に置いたヘッドの返しでスタンドまで運ぶ。ポストローズと期待するのは酷であるが、充分大打者になる素養は秘めている。

【4巡目】
・坂 克彦 内野手 常総学院 右投左打 179cm・73kg
  高校生レベルの内野手ではトップクラス。守備力は抜群で正確さがウリである。それに加えて振りの強い打撃をもっており、一発を打つ力も充分。

【5巡目】
・新里 賢 捕 手 法政大 右投右打 177cm・80kg
 強肩がウリの捕手で、インサイドワークで特徴を出してければ捕手としてよいムードを作る事が出来るだろう。

【6巡目】
・中本 和希 内野手 近畿大工学部 右投左打 177cm・72kg
  持ち味はリズム感ある守備と瞬発力を生かしたベースランニング。打撃面ははレベルの高いの投手への対応力が課題。この問題をクリアすれば走攻守の揃ったリードオフマンになるだろう。

【7巡目】
・栗田 雄介 投 手 千葉工大卒 左投左打 173cm・78kg
  宮城建設の廃部で入団テスト受験、見事指名にこぎつけた。馬力を感じる投球で、140km前半の速球とスライダーで攻める。ファームで鍛えて一軍で開花するか?

■戦力分析■

投手陣営は岩隈・パウエルの2本柱を中心にローテーションを形成。ここに2年目の阿部健やバーンが入り込む。そこにルーキー自由枠香月やトレード入団の川尻・福盛、故障していた高木や谷口・山本など虎視眈々といった布陣で頭数は揃っている。

リリーフ陣営は最後まで大塚の穴を埋める事が出来ず、高村・吉田のWストッパーで凌いだ。来期も勝ちパターンは同じ形を取る様子。肝心の岡本が不調で不安が残る状態。そこに三澤までトレードで放出し、小池や愛敬だけが計算できる戦力か?ここはルーキー栗田にもつけいる隙はあり、宮本の成長にも期待できる。後は左腕獲得が急務と言えよう。

打者は中村の不調と怪我、ローズの退団で整備が必要だろう。だが、他の選手もいてまえ打線を形成するだけあって迫力は充分。走る気を取り戻した大村を先頭に吉岡・磯部の主軸。阿部真の躍進に、星野・北川のサブとは思えない活躍ぶり。中村が復調を見せればローズの穴は埋まるといえよう。ただ、高齢化が進んでいることも事実。若手のレギュラーが少ない。この部分を吉良・坂のルーキーに期待をしたい。

捕手は完全な弱点といえる。ここ数年で正捕手といえる選手は出てきていない。新里1人増やしたところで特に競争は激化しないのではないかと感じている。

高校生下位指名をファームで鍛えて育て上げる方針を掲げている大阪近鉄。岩隈や阿部健などの成功もあるので、野手でも吉良や坂が将来的に出てくる事を期待したい。
豪快な大阪近鉄らしいチームに今後も進んでもらいたい。

2003年12月14日

以上

                                                                                1. +

フセインが拘束されたようですね。全世界をこのニュースが今日響き渡ったのではないのでしょうか?
しかしこういうニュースがあればすぐにNHKにチャンネルを変える私は平凡の日本人の1人なんでしょうね。

では、明日は2003年セリーグ3位の球団について戦力分析いたします。