R-1ぐらんぷり2011 準決勝大阪(1/29)観戦記

今日はR-1の準決勝大阪です。場所はなんばグランド花月での開催です。
さて今日のMCはティーアップのご両人。ティーアップの長谷川さんは老眼が入っているらしいです。
では、各ピン芸人のレビューを書きます。当然のごとく素人の癖に寸評をつけています。

もしご本人や関係者の方が見られて気を害されるかもしれませんので、予めご了承願います。
あんまり気にせず読み流してくださいね。あと固有名詞に敬称は省いてます。
私の10点満点評価もあわせてご覧いただければ幸いです。

山田ひろあき (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ギャグ100連発 7.5点
トップバッターは山田ひろあき。会場がまだ暖まっていないなか、3回戦と同じようなギャグ100連発を披露。
徐々に会場があったまっていくのがわかるくらいうけていました。くちずさむをくちずさむーはいいね。トップバッターなのが惜しまれます。

河井ゆずる (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  副担任6.5点 
モリオカ先生が入院したので副担任がホームルームを行うネタ。ほとんど3回戦と同じネタの構成でした。入院中の先生のテープメッセージをホームルームで流してました。

粗品 (アマチュア)  連続ボケ6.5点 
3回戦と同じネタでフリップにかかれたボケをものすごい勢いで発表してました。やっぱりトムとゼリーは大爆笑でしたね。4分間で何個ボケたのだろう。やっぱり鬼頭真也と比べたくなりました。

いがわゆり蚊 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  仕事ができない女7.0点
3回戦とほぼ同じネタで、キャリアウーマン扮する先輩社員が後輩社員を教育しながらも恋を成就させようとするコント。彼氏には相当のブリっ子ぶりで後輩への指導は鬼のようでした。このギャップがいがわゆり蚊なのでしょうね。

・テレ出水テレ樹 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  歴史の年号6.5点 
3回戦と同じネタで歴史の年号をテレ出水さんなりにアレンジした覚え方で紹介してました。テレ出水さんの独特のイラストはインパクトがやはりありますね。

テンダラー浜本広晃 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  爆笑ライプの前説7.0点
芸名がファミリーマートという人が爆笑ライブの前説をしている設定コント。ファミリーマートの特徴をうまく使ったボケで、チャラララランチャララララーという店に入ったときの音をうまく使ってぼけてました。今別府が舞台が戦場といっているのが面白かったです。
 
町田隼人 (ワタナベエンターテインメント九州)  よかとこ朝倉6.5点 
ほぼ3回戦と同じネタで、福岡県朝倉市の紹介ネタです。話し方が佐久間一行のようにテンポがよくて、見ていて楽しくなるようなネタでした。他のネタはどんなものかみてみたくなりました。町田みちこさんの指の力はすごいですね。

経理のやーもっさん (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  ヒップホップ6.0点 
3回戦とほぼ同じネタ。ここ数年何度もみているネタなので新鮮味がなく、少し冷静にこのネタを見れなかった自分はまだまだお笑いを評論するレベルではないのですね。若ハゲあるあるをヒップホップ調でメッセージとして紹介するというゆうネタでした。また四次元ナイフの漫才見に行きたいと思います。

ファミリーレストランしもばやし (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  ランキング7.0点 
Rで始まる単語のベストファイブをランキング形式で紹介。3回戦でも同じネタをしてましたが、こちらはギャグという生き物がその場の雰囲気とアドリブをひきだしており、面白かったです。春夏秋冬♪

・おいでやす小田 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  こんな彼氏イヤ7.0点 
彼氏が彼女にお互い絶対イヤな事はいおうね、と宣言し、彼氏が彼女にダメだしをしまくるネタ。具体的には八宝菜にうずらの卵が入ってへんという理由だけで言い争ってました。その後のネタの展開はすごく練られていたんですが、ちょっと伝わりずらかったんじゃないのかなと思います。

ちゃらんぽらん冨好 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  いらんことしたアカン7.5点 
ミュージックフェアをみていたら、久々に歌うミュージシャンがアレンジしていることに対してダメだしする冨好さん。杏里が「オリビアを聴きながら」をボサノバ調にアレンジするのをダメだししたり、キムタクが「La.La.LAラブソング」をスタッカートとスラーをごちゃ混ぜにして歌うことを、実際の曲を聞きながら証明してました。会場がみんな冨好さんの味方になっていました。

土肥ポン太 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  ようわからん歌舞伎一座7.5点 
ようわからない歌舞伎の一座が1回目公演と2回目公演の間に楽屋でダメだしする座長がポン太さん。基本的に物ボケをして、バトルオワライヤルのような雰囲気のネタでした。最大に受けたアドベンチャーワールドのテーマソング(Always Togather)は関西ローカルじゃねーの?と思いますが、私は非常に共感しました。

三浦マイルド (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  同窓会7.0点 
三浦マイルドが記憶喪失になり同窓会に出席するというコント。同窓会に参加して記憶を取り戻そうとするが、思い出せば思い出すほどどうしようもない人であったことがわかるネタでした。後半からそれだけやったらまだいいわーを連呼して爆笑を呼んでいました。

セルライトスパ大須賀 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  2つ言葉8.0点 
3回戦と同じで2つの言葉を同時に発し、新しい言葉を作るというネタ。「ぎ」と「る」を混ぜて「ギィル」と言った瞬間から会場がなにいってくれるんだろうという期待に包まれました。スマップと嵐を混ぜて「さだまさし」になった瞬間は神がかっていました。決勝でも見てみたいけど無理だろうな。

我人祥太 (ワタナベエンターテインメント)  オスタヌキ7.5点 
オスタヌキが自殺しようとしているコント。タヌキの嘆きぶしの連発。干支にもなれない事や、しゃべり言葉が語尾にポンという打撃音をつけられることなど、タヌキ目線のあるあるネタでした。東洋水産へ少しこびているネタのようにも感じましたが、面白かったです。

・桜 稲垣早希 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  レンタルビデオ7.0点 
3回戦と同じネタで早希ちゃんがレンタルビデオ屋の店員をしているコントでした。ジブリのテーマでダイエットするジブリリズムというダンスをしてました。あまりジブリをみない私にとってはちょっとわからなかったです。ナウシカラピュタくらい見ようかと思います。

・ナオユキ (松竹芸能 大阪)  ぼやき漫談8.0点 
ナオユキさんのぼやき漫談。「夜道を一人で歩いていたら」とか「公園でよくあった」とか「授業中で」などさまざまなシチュエーションで起きた出来事をナオユキさんの目線でぼやいてました。爆発的に受けていた生活指導のネタは非常に共感をもちました。

小森園ひろし (松竹芸能 大阪)  ボクシングの判定7.0点 
小森園VSマイク・ゴンザレスのボクシングの試合。3回戦と同じネタでボクシングのジャッジが沢山いるというネタでした。まぁ3回戦と同じようなネタですね。

プラスマイナス岩橋 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  体系たとえ7.0点 
3回戦と同じネタで、Tシャツを脱ぎながら自分の体系をたとえるネタをしてました。Tシャツを脱ぎながら体つきがヤクザの幹部〜♪みたいな感じでリズムよくぼけてました。3回戦の方が受けてたような気もしますね。あごあごカンカンとか、格闘技で斧使うキャラも面白かったですね。

・田村良子 (アマチュア)  落語家7.0点 
3回戦と同じネタ。世界が落語家ウイルスで落語家だらけになるという設定コント。落語あるあるネタを混ぜながら桂一門に入門したり、米のつく名前になったりと、どんどん落語ウイルスにおかされてました。達者なアマチュアだなぁと思ってましたが石野桜子さんだったとは・・・。

・かみじょうたけし (松竹芸能 大阪)  板東英二7.0点 
3回戦と同じネタで、板東英二と楽屋で二人っきりになったときのエピソードなどの漫談。基本的に板東さんのモノマネが中心のネタで、やっぱり似てるなと再認識しました。今度みかけたら板東英二とみんなでゆってあげましょう。

後藤秀樹 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  寝言7.0点
寝言がひどいと友人にゆわれたので、録音をした後藤さん。自分の寝言をテープで流しながらつっこんでいくネタでした。幽霊が出てきたり、しらんおっさん出てきたりと大忙しの枕元ですね。
 
ヒューマン中村 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  しょぼくしていこう8.0点 
夢とか感動を3段階で徐々にしょぼくしていくネタ。3回戦と同じネタでしたが、2度聞いても面白く非常によかったです。ここで細かく書くとネタばれになるのであまりかけませんが、決勝進出すれば見れると思うので期待してほしいです。するかなぁ?

森プロジェクト (デリートエンターテイメント)  留守番電話7.0点 
3回戦と同じネタで、留守番電話センターにいろいろ指示されて行動するコント。前半はほとんど一緒だったのでちょっと飽きていたけど、後半高倉健宇津井健松平健 と色々でてきて個人的にツボにはまりました。

矢野勝也 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  パイセン語6.5点 
3回戦と同じネタで、明るいパイセン語講座でした。ほとんど同じでしたが、京橋花月のバシカゲは省いており、立花のバナが追加されてました。

佐久間一行 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)  おばけの井戸7.5点 
ミュージカルのように井戸のおばけのテーマソングを歌いながらぼけまくっていました。さっくんワールド炸裂ですね。4分間歌い続けて、井戸とおばけというキーワードだけを連呼していたのに、会場が一体につつまれていたような気がします。

小泉エリ (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  いいたいこと6.0点 
あのねーといいながらエリちゃんが普段いいたいことをゆうだけのネタ。3回戦と同じで、たんたんとエリちゃんがぼけたりマジックをしていました。

ガリガリガリクソン (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  秘密のへんけんShow7.5点 
3回戦と同じネタで、人に対する偏見を披露するネタでした。ガリクソンの中で最大限自分のよさと世間体の間をとったネタだと私は思う。ただ世間はこのようなガリクソンを見たいと思っているのかは私にはわからないが、今までのように暴れまわってくれるほうが個人的には好きです。

ヤナギブソン (よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)  新しいことわざ7.5点 
3回戦と同じネタで、ギブソンが考えた新しいことわざをゆうネタ。「後悔先に立たず」→「あーさっきの売り子で買っとけば良かったー」てゆうような感じ。ちょっとわかりにくいかな?「来夢来人」とか「風吹けば桶屋が儲かる」などいろいろ新しいことわざができてました。決勝進出したら書籍化したらいいと思います。

というわけで29人のピン芸を見ました。
杉岡みどりさんは登場しませんでしたね。残念…。
そんなわけで、明日東京で51人のピン芸人が出てそこから8人のファイナリスト決まります。
私は今回は東京には行かないのでなんとも言えませんが、個人的に大阪からこのあたりの方が決勝に行ってくれたらという願望も込めた予想をします。

ヒューマン中村 (うけていたからあげてあげてほしいね)
・ナオユキ (安定感はあるけど過去2年の実績から新鮮味にかけますかね?)
セルライトスパ大須賀 (勢いだけはありそうな気がします)
山田ひろあき (新時代のギャグキング誕生するかも)
ヤナギブソン (ファイナリスト経験者としての安定感)

この5人の他に個人的に気になっているおいでやす小田を混ぜた6人のうち2人〜3人くらいになるような気がしています。
でも優勝するためには3回のネタをしなければならないので、そのあたりも審査に考慮されるならもうわかりませんね(苦笑)
まぁ今年は東京の準決勝は見に行ってないからなんともいえませんが、まぁ良かったら大阪の観戦記として参考にしてもらえたらと思います。
誰が決勝残るのかな?発表が今から待ち遠しいです。

-以上-